シャッター アイランド
スタッフ
監督・製作: マーティン・スコセッシ
キャスト
レオナルド・ディカプリオ マーク・ラファロ ベン・キングズレー ミシェル・ウィリアムズ パトリシア・クラークソン マックス・フォン・シドー エミリー・モーティマー ジャッキー・アール・ヘイリー イライアス・コティーズ テッド・レヴィン
発売日: 2010-09-10
解説
「アビエイター」、「ディパーテッド」の監督マーティン・スコセッシ×主演レオナルド・ディカプリオのコンビが、「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘイン原作の謎解きミステリーを映画化。精神を病んだ犯罪者ばかりが収容される孤島の病院を訪れた連邦捜査官が、次から次へと発生する不可解な事件に巻き込まれていく
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ストーリー
ボストンの沖合いに浮かぶ孤島シャッターアイランド。そこには、精神を病んだ犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があった。1954年9月、連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、相棒のチャック(マーク・ラファロ)と共にこの島を訪れる。目的は、女性患者失踪事件の捜査。レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)という犯罪者が前夜、鍵のかかった病室から消えてしまったのだ。行方を追う唯一の手がかりは、“4の法則”という暗号が記された意味不明な一枚の紙。病院長ジョン・コーリー(ベン・キングズレー)から事情を聞いたテディとチャックは、休暇で島を離... ボストンの沖合いに浮かぶ孤島シャッターアイランド。そこには、精神を病んだ犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があった。1954年9月、連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、相棒のチャック(マーク・ラファロ)と共にこの島を訪れる。目的は、女性患者失踪事件の捜査。レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)という犯罪者が前夜、鍵のかかった病室から消えてしまったのだ。行方を追う唯一の手がかりは、“4の法則”という暗号が記された意味不明な一枚の紙。病院長ジョン・コーリー(ベン・キングズレー)から事情を聞いたテディとチャックは、休暇で島を離れたドクター・シーハンが事件に関与していると推測、聞き込みを開始する。だが、テディが島を訪れた裏には、事件の捜査とは別の理由があった。テディはチャックに語る。妻ドロレス(ミシェル・ウィリアムズ)を火災で失ったテディは、ここに収容されている放火犯アンドルー・レディスに復讐しようとしていたのだ。だが、患者からはレディスどころか、レイチェルについても何の手がかりも得られない。苛立つテディに、レイチェル発見の知らせが。すぐに面会するが、彼女は錯乱状態だった。こうして事件は解決するが、ハリケーンの直撃で2人は島から出られなくなる。テディはレディスの捜索を始めるが、いつの間にかチャックの姿が見えなくなる。慌ててチャックを探す途中、テディは洞窟に潜む1人の女性を発見。彼女が本物のレイチェルではないか、と直感したテディに向かって、女性は“あなたは島から出られない”と告げる。その言葉にテディは閃く。妻の復讐に乗り込んできた自分だが、実は反対に島におびき寄せられたのではないか。それが本当なら、誰が何の目的で呼び寄せたのか?“4の法則”は一体何を意味するのか?深まっていく一方の謎。果たしてテディは目的を果たし、この島から脱出できるのか
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DVDで繰り返し鑑賞するのに足りる映画
どこまでが現実でどこまでが幻想かわからない主人公、島全体、いや映画全体の不安定さが映画の肝で、その現実と幻想の線引きは観る人によって、あるいは本作を観る度に違っていいのではないだろうか。
そういう意味で本作についている謎解きの説明は余分であると私は思うが、すみからすみまで筋を理解できないと不満な人には親切なのだろう。
50年代の空気を醸し出す、美術・衣装・撮影・演出・俳優の演技は1級品。ディカプリオ+スコセッシのコンビの映画の中で最高作とまでは言えないが、さすがこのコンビは期待を裏切らない。
ちなみに、音楽監修は、あの元ザ・バンドのロビー・ロバートソン。
解けば解くほど深まる謎
一人の女が姿を消した
どんよりとした曇り空と同じどんよりとした雰囲気の中はじまる物語り、
随所にちりばめられた疑惑や謎に、裏の裏を読むような疑心暗鬼の深みにはまっていく。
作品の核心に触れてしまう恐れがありうまく話をまとめられません。
ただ見ている側も迷わせることで、思いこみや錯覚をほんの少し疑似体験させる?
その最たるものへの理解に近づく、強い幻覚や妄想を抱くこと…
ディカプリオの演技、特に表情がとても素晴らしかった。
挑むような目、不安な表情、おびえる目、嘆き、
その時々の心の内がよく表れ、引き込まれるような感じでした。
ラストに相棒に向けて言った一言、
あれは一体…こうかもしれない…いやこうだったかもしれない…
いくつもその意図を想像してしまう、最後にして最大の謎が用意され(個人的にそう感じただけ)
本当の意味は?と迷いに迷うのです。