ザ・ロード
スタッフ
監督: ジョン・ヒルコート 原作: コーマック・マッカーシー 脚本: ジョー・ペンホール
キャスト
ヴィゴ・モーテンセン コディ・スミット=マクフィー ロバート・デュヴァル ガイ・ピアース シャーリーズ・セロン モリー・パーカー ギャレット・ディラハント
発売日: 2010-12-03
解説
「ノーカントリー」の原作小説『血と暴力の国』の著者コーマック・マッカーシーが、ピューリッツァー賞を受賞した同名小説を映画化。終焉を迎えた世界を旅する親子を通じ、人類の尊厳を描く SFドラマ。監督は「プロポジション 血の誓約」のジョン・ヒルコート。出演は「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン
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ストーリー
世界の終焉を迎えた未来。荒廃した大地を、ショッピングカートを引いた父親(ヴィゴ・モーテンセン)と少年(コディ・スミット=マクフィー)が南に向かって歩いている。親子の全財産は、防水シート、ポリ袋、毛布、双眼鏡と拳銃だけだった。わずかな生存者は皆、燃料と食物を探してさまよっていた。そんな中、道端の車中で寝ていた親子は、トラックに乗った武装グループに襲われる。少年を捕まえた若い男に向かって父親は銃弾を放ち、難を逃れる。彼らは人食い集団だった。父親は少年に、自分たちは“善き者”であり続けることを説く。父親は眠る度、少年の母親(シャーリーズ・セロン)の夢を見る。世... 世界の終焉を迎えた未来。荒廃した大地を、ショッピングカートを引いた父親(ヴィゴ・モーテンセン)と少年(コディ・スミット=マクフィー)が南に向かって歩いている。親子の全財産は、防水シート、ポリ袋、毛布、双眼鏡と拳銃だけだった。わずかな生存者は皆、燃料と食物を探してさまよっていた。そんな中、道端の車中で寝ていた親子は、トラックに乗った武装グループに襲われる。少年を捕まえた若い男に向かって父親は銃弾を放ち、難を逃れる。彼らは人食い集団だった。父親は少年に、自分たちは“善き者”であり続けることを説く。父親は眠る度、少年の母親(シャーリーズ・セロン)の夢を見る。世界の終焉を迎えたあと、彼女は重い心の病を患った。そして少年を産むと闇の彼方へ消え、自ら命を絶った。父親は彼女と決別するため、写真と結婚指輪を捨てる。親子はある日、地下シェルターを見つける。中にはたくさんの食料があった。2人は身なりを整え、空腹を満たす。しかし、シェルターの外をうろつく人間の気配を感じた父親は、積めるだけの食料を持つと、嫌がる少年を連れ再び旅立つ。2人は、杖をついて歩く老人(ロバート・デュヴァル)と出会う。少年は、イーライと名乗るその老人に食料を分けてあげようと言う。父親は渋々、少年に従う。目の悪い老人は少年を見て、天使が現われたのかと思う。少年は、なぜ父親が老人に冷たい態度を取るのか、理解できなかった。親子は浜辺に辿り着く。その夜、少年は高熱と嘔吐に襲われる。少年は父親に、自分が死んだらどうするかと尋ねる。父親は、一緒にいられるように自分も死ぬだろうと答える
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“世界の終わり”を旅する親子の物語
寒冷化による食糧不足から、居住地を離れて南を目指す父子の絆を描いている物語です。全体的に色調が暗く、モノトーンに統一されていますが、そんな中、色彩を感じるのは炎と血の赤という美しいコントラストが印象的な作品です。ヴィゴ・モーテンセンの強いふりをしなければならない父親が健気に見えました。また、犬や馬といった動物たちしっかり描写されていることに安心感を持ちました。