東京・浅草を舞台に、ストリッパーの母と祖母に育てられた娘の再会を通して、反発しながらも、周囲を取り巻く様々な人々との触れ合いを通じ、理解し合っていく母娘を描いた作品。
祖母の死をきっかけに、浅草でストリッパーをやっている母の遥と同居しながら、予備校に通うことになった夏海。小学校のときに別れて以来の母に対し、最初は心を開けず反発ばかりしていたが、次第に母の女としての生きざまを理解するようになる。 女性を題材とした映画を多く手がける君塚匠監督が、浅草を舞台にくり広げていく母と娘の下町人情劇だ。名キャメラマンの前田米造による映像美の数々で、ストリップシーンもすこぶる美しくとらえられている。ただし母役の黒木瞳のヌードはなく、クライマックスでは彼女の代役として、娘を好演する今村理恵がまだあどけない肢体を観客に披露する。浅草ストリップの前座からキャリアをスタートさせた、萩本欽一がゲスト出演している。
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