解説
何者かの陰謀により二重スパイの容疑をかけられたCIA女性エージェントが、CIAに追われながら真相究明に奔走するサスペンス・アクション。監督は「
ボーン・コレクター」の
フィリップ・ノイス。出演は、「
チェンジリング」のア
ンジェリーナ・ジョリー、「
ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の
リーヴ・シュレイバー。
ストーリー
アメリカCIA本部で、ロシアからやってきた謎の密告者オルロフが捕えられる。そしてオルロフの告白は、一同に衝撃を与える。それは、大統領を暗殺するために、今日、ロシアからのスパイが送り込まれるというものだった。さらに、そのスパイの名は“
ソルト”だと告げられる。そのため、オルロフの尋問を担当していたCIA女性職員イヴリン・ソルト(
アンジェリーナ・ジョリー)に嫌疑がかかる。
ソルト何者かによる罠であると主張し、夫に会わせるよう懇願するが、同僚であるCIAから追われる身となってしまう。やむを得ず彼女は金髪を黒髪に染め、変装して逃亡する。翌日、
ソルトは、アメリカ副大統... アメリカCIA本部で、ロシアからやってきた謎の密告者オルロフが捕えられる。そしてオルロフの告白は、一同に衝撃を与える。それは、大統領を暗殺するために、今日、ロシアからのスパイが送り込まれるというものだった。さらに、そのスパイの名は“
ソルト”だと告げられる。そのため、オルロフの尋問を担当していたCIA女性職員イヴリン・
ソルト(
アンジェリーナ・ジョリー)に嫌疑がかかる。
ソルト何者かによる罠であると主張し、夫に会わせるよう懇願するが、同僚であるCIAから追われる身となってしまう。やむを得ず彼女は金髪を黒髪に染め、変装して逃亡する。翌日、
ソルトは、アメリカ副大統領の葬儀が行われている会場に姿を現す。厳重な警備が敷かれているその場所で、彼女はあっさりCIAの同僚に捕えられ、警察に連行される。しかし残された者たちは、彼女がスパイなら、なぜ自分たちを撃たなかったのかと違和感を覚える。そんな中、
ソルトは連行中のパトカーから脱出し、行方をくらましてしまう。その数日後、
ソルトはホワイトハウスの内部に現れる。しかし、彼女は以前とは全く異なる姿をしていた
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ロシアからやって来た謎の男
設定が凝っていますので、見ている側も騙されます。
アメリカ大統領だけが指令権をもつ、核ミサイル発射の場面が描かれていました。
見る前に思っていた内容以上に壮大なスケール感です。
アンジェリーナ・ジョリーは、こういうアクションはお得意ですが、そこにもう一本加わった、という印象です。
それにしても、どうやってこんな画面を作るのだろう?という場面の連続で眼が釘付けです。
突然切れたようなエンディングですので、続編が期待できます。
ロシア大統領暗殺を企てる
冒頭で謎を問いかけられるが、ストーリーが二転三転していくため、“ソルト”の正体がますます謎に包まれていく。
そして、画面から目が離せなくなっていく。
この作品を見ると、スパイの宿命を感じる。
人間としての感情を持つことを許されず、信用できるのは自分のみ。
スパイとして生まれたら、その運命から逃れることは絶望的だ。
ラストで、ソルトが宿命を負って生きる覚悟を決めたシーンは、スパイの孤独さを象徴していると思う。
大統領を暗殺するために、ロシアからスパイが送り込まれる
これもまた、ボクは1回で十分な作品でした。
幼い頃からスパイ養成をほどこされ、血も涙もない冷血スパイに成長した主人公ソルトですが、
あるクモ学者の男性と巡り会うことで、真実の愛を知り、人間らしさを取り戻す。
みたいな内容なんですが、物語の進行上、ソルトのやりたいことがもうひとつ理解できず、
誰に寄り添って感情移入すればよいのか分かりませんでした。
誰が正義なのかも分からない内に終わってしまいます。
ソ連のスパイなんだけど、アメリカを、全世界を核戦争から守り、
凶器化するスパイ組織に復習していくってことなんでしょうが…。
エンディングは、続編を思わせました。
要するにこの作品は、
大女優アンジェリーナ・ジョリーのスタイリッシュな演技を楽しむものだと思いました。
トゥーム・レイダーのころのムチムチナイスバディのアンジーはここにはおらず、
やせてスレンダーになったアンジーの新たな大人の魅力を感じさせます。
前半、CIA職員で茶髪にスーツ姿のアンジーのセクシーな色気から、
後半、黒髪に染めてからの鋭い視線と切れのあるアクション女優としてのカッコよさは、
見事に対比していて楽しめました。
本当に絵になる女優だなぁと実感しましたよ。
見所はそれだけですね。