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借りぐらしのアリエッティ借りぐらしのアリエッティ
アリエッティはとある郊外の古い屋敷に住んでる小人の女の子。小人の一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを必要なだけ人間の世界から借りて生活する、借りぐらしの種族だ。アリエッティが初めて借りに出たその夜、借りの最中に病気の静養でこの屋敷にやってきた少年・翔に姿を見られてしまう。人間に姿を見られたからには、引っ越さないといけない。掟と好奇心の間でアリエッティの心は大きく揺れるのだった...

予告編
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解説
メアリー・ノートン原作のファンタジー小説『床下の小人たち』の舞台を日本に置き換えたジブリ・アニメ。小人の少女と人間の少年の交流を描く。宮崎駿が企画を担当し、「崖の上のポニョ」で原画を担当した米林宏昌が初監督を務めた。声の出演は、「誰も守ってくれない」の志田未来、「サマーウォーズ」の神木隆之介...続きを読む

ストーリー
とある郊外に、荒れた庭を持つ広大な古い屋敷があった。その床下に、もうすぐ14歳になるアリエッティ(声・志田未来)、その父ポッド(三浦友和)、母ホミリー(大竹しのぶ)の3人の家族が、ひっそりと静かに暮らしていた。屋敷の床上には、68歳の女主人・貞子(竹下景子)と65歳のお手伝い・ハル(樹木希林)の2人の老婦人が住んでいる。小人たちの暮らしは、彼女たちに気づかれないように少しずつ、石鹸や食べ物、電気やガスなど必要なものを、必要な分だけ借りてきて成り立つ“借りぐらし”だった。ある夏の日、その屋敷に、12歳の少年・翔(神木隆之介)がやってくる。母が育ったその屋敷... とある郊外に、荒れた庭を持つ広大な古い屋敷があった。その床下に、もうすぐ14歳になるアリエッティ(声・志田未来)、その父ポッド(三浦友和)、母ホミリー(大竹しのぶ)の3人の家族が、ひっそりと静かに暮らしていた。屋敷の床上には、68歳の女主人・貞子(竹下景子)と65歳のお手伝い・ハル(樹木希林)の2人の老婦人が住んでいる。小人たちの暮らしは、彼女たちに気づかれないように少しずつ、石鹸や食べ物、電気やガスなど必要なものを、必要な分だけ借りてきて成り立つ“借りぐらし”だった。ある夏の日、その屋敷に、12歳の少年・翔(神木隆之介)がやってくる。母が育ったその屋敷で、病気の療養をするためだった。床下の小人たちには、人間にその姿を見られたら引っ越さなければならないという掟があった。しかし、アリエッティは翔に姿を見られてしまう。ポッドは、家族を危険にさらすことになるとアリエッティを諭すが、アリエッティはそんな父に反発する。生来の好奇心と向う見ずな性格も手伝い、アリエッティは次第に翔に近づいていく。そのころ、大きな事件がアリエッティとその家族に迫っていた...続きを読む

【公開日】 2010年7月17日
【製作年】 2010年
【製作国】 日本
【上映時間】 94分
【配給】 東宝
【監督】 米林宏昌
【企画】 宮崎駿
【原作】 メアリー・ノートン
【主題歌】 セシル・コルベル
【出演】 (声の出演) 志田未来 神木隆之介 三浦友和 大竹しのぶ 竹下景子 樹木希林

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とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷があった

宮崎作品を見てきたぼくたちはそれに慣れているし、目が肥えていると思う。でもこれはこれまでの傑作群、とくに“大作”と単純比較しないほうがよいです。これは、「静かな小品」。みてると心が落ち着く、どこか安心感を覚える、懐かしい絵本のような作品。

少年時代の夏休みを想い出すような静寂な光景。自然に囲まれた古い家と周辺の情景が美しい。そのなかの主人公たちの住む小さな世界。主人公と、心臓を病む人間の少年との、ひと夏の出会いと別れ。音楽は登場人物たちを包み込むようなやさしい旋律、透明感のある歌声。主人公と少年の初々しく、みずみずしい会話。そしてラスト。ふたりの心の中を直接表現したことばはないけれど(たぶん意図的に)、観るもののなかに余韻を残すような、ちょっぴり切なく、そしてさわやかなエンディングでした。

これは“ティンカーベル”と同じで、最初からありえないようなファンタジー。だからもろもろの状況設定とかを疑問視する声もきくけど。。。せっかくご覧になるならおおらかなオープンなきもちで、ありのままに、こういう世界なんだ、とやさしいきもちでみたほうが楽しめるとおもいます。こういうやさしい映画は今のこどもたちにはとてもよいともおもいます。声優たちも好演。夏の炎天の日でしたけど、親子で魅了させてもらい、爽やかな気分で映画館を後にしました。

静寂な光景

脚本が非常によくできている。それを少し解説したいと思う。

小人が見つかってはならないのは危険だからではない。勿論それもあるだろうが、それでは何故昔に他の小人の家族が見られたのにアリエッティ家族は引っ越さなくていいのか、何故貰った家具を持って行ってはいけないのか、翔のように理解してくれる人間がいるなら引っ越さなくてもいいのではないかということが説明できない。人に見られてならない理由、それは「借りぐらしと泥棒の違い」で説明される。泥棒は、盗んだことを相手に気づかれる。借りぐらしは、持っていったことを相手に気づかれない。それが同じようでいて決定的な違いである。小人は生きるためには何でもするというのではなく、盗まずに自分たちの生活を成り立たせて行く借りぐらしに誇りを持っている。だから、存在を知られた上で同じ行為を続けたり、物を貰ってしまってはもう「借りぐらし」ではなくなってしまう。見られてならないのは危険性故ではなく誇り故なのだ。苦しいながらも工夫して知恵を使って、自分たちの生き様に誇りを持って頑張っている小人達のなんとかっこいいことか。
「君は僕の心臓の一部だ」という台詞は、唐突である。しかしそれにより、翔がアリエッティ達いずれ滅び行く小人を、いつか止まってしまうと幼い時分から思い続けてきた己の心臓に重ね合わせていたということが初めて語られる。そう思って観ると、一回目には言動に一貫性がなく感情の起伏のないつまらない少年だった翔が、なんと感情豊かに見えることか。その言動のなんと一貫性のあることか。今の日本のようにどこか諦め未来に冷めていた翔が、滅びゆく小人への共感と憐れみを持ち、助けてあげたいという一方的な偽善(小人にとっては「借りぐらし」を理解しない非常に失礼で迷惑千万な行動である)へと繋がるが、それが自己憐憫であったことに気づき、いずれどちらも死ぬという諦めへと移り、その中でも希望を持ち強く生きている小人への憧れ、決意へと変化し、生きる希望と活力を取り戻して成長していく様は、愚直で素直に心を打つ。恋心と言うには幼すぎて複雑すぎる心情。神木の演技力もさることながら、この極限まで抑えこまれた演出に徹した米林はとても初監督だとは思えない。二度目に観ると、まったく無駄な台詞も演技もなかったことに気づくだろう。

また小人の世界における、水の表面張力、重力加速度の表現はアニメだからこそできる、繊細な表現である。怪獣映画の最高峰「ガメラ3邪神覚醒」にて水滴の大きさで着ぐるみの大きさがわからないように砂で雨を表現した演出法が記憶に新しいが、こうした細部まで気を使った表現は日頃の観察眼の鋭さを感じさせるし、1シーン1シーン工夫して違う方法論で大きさの違いを出そうとしている米林の努力と実験精神は並々ならぬものだ。

とにかく巷で言われているような「絵は綺麗で楽しいけど、役者も下手で台詞は唐突でストーリは単純。物足りないよね」という感想は一回見ただけでは当たり前なのだけれど、明らかな誤解である。この映画は二回目、三回目に見た時に面白さを発揮する類の映画なのだ。このレビューを読み、もう一度アリエッティを見て、最初に悪い印象を持った人のイメージが少しでも改善することを祈ります。

そんなある夏の日、その屋敷に

最近のジブリアニメは私はあまり好きじゃなかったので、今回もあまり気乗りがせず、なかなか見に行く気にならなかったのですが、批評するなら一度は見ないといけないと思ったので渋谷の映画館で見ました。

・・・一言で言うと、ハウルやポニョなんかよりはるかに良くって、ちょっとうるうると来ました。かなり出来の良かったアニメの印象です。ネットでぼろくそな意見を書いていたのを見ていましたが、なんでそんな意見がかけるのが不思議なくらい久々に良いジブリアニメでした。★5中★5で最高ランクでした、私の中では!!。

まず本編の長さですが、90分と短い感じでしたが、中だるみもなく私はちょうど良い時間だったと思います。

アリエッティは両親が結構年取ったときに出来た子供であることがパンフレットに記述されている年齢でわかりました。あまりに両親が年取った顔をしていたので不思議だったからです。その割に母の声が大竹しのぶさんと声が若いので違和感がありましたが。

翔という少年が心臓病ということで自分の病気(心臓病と考えたらたいしたことない私の病気ですが)と合わさったので感情移入できたのかなと。

「人に見られてはいけない」と言う意味もハルという人物の行動でわかりました。アリエッティの母を捕まえたからです。そして人に見られたのでアリエッティ達は引っ越していきます。

翔の機転やハルさんの悔しがる感じなどは、はらはらや安堵感などがしますし、だいたい予想はつくエピソードでしたがそれでもかなり面白かったです。

さすがにジブリアニメで背景画の美しいと言ったらないですし、小物の細やかさなどから書き込みが凄くてビックリさせられましたよ。

テーマ曲を歌っているのが日本人でなかったのが残念でしたが、日本語で歌ってくれているところもあったのでまあ良かったのかなと。

一つ残念なのは、翔とアリエッティの声が上手くなかったこと。これはもっと上手い人を使って欲しかったです。大竹しのぶさんや樹木希林さんは上手かったなぁ。

プロの声優さんを使って欲しいところですが、まあ言っても無駄なので言いません。

一つ心配なのは監督は新人ですが、企画は宮崎さんで高畑さんも関係しているそうです。しかも40年前から練っていた企画だから驚きました。そういうことで企画もできる新人監督がまだジブリにはいないと言うことはこの先どうするのか?と思いました。みんな年取っていきますからね〜。その懸念が最大の心配です。

とは言え、久しぶりに良いアニメを見たので気持ちいいです!!
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