マイマイ新子と千年の魔法
美しい自然が残る昭和30年代の山口県防府市・国衙。戦争の傷跡から立ち直りつつあるこの町で、小学3年生の少女・新子は、お爺ちゃんから聞かされた千年前のこの町やそこに住む人々を想い、楽しく遊んでいた。そんなある日、東京から転校生・貴伊子がやってくる。田舎の生活に馴染めない貴伊子だが、好奇心旺盛な新子に引っ張られるうちに徐々に友達も増えていった。だが、そんな仲間たちとの絆を揺るがす大事件が起きてしまう...
予告編

ワーナー・マイカル・シネマズ
劇場案内
解説
昭和30年代の山口県防府市を舞台に、想像力豊かな子供たちが自然のなかで成長していく姿を描くアニメーション。原作は、高樹のぶ子の自伝的小説『マイマイ新子』。声の出演は、「ヘブンズ・ドア」の福田麻由子、「赤んぼ少女」の水沢奈子。監督は、「アリーテ姫」の片渕須直。第 62回ロカルノ国際映画祭正式出品作品
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ストーリー
昭和30年代の山口県防府市国衙。平安時代には周防の国と呼ばれ、遺跡や当時の地名を今もとどめているこの町で、小学3年生の少女・青木新子(声:福田麻由子)は旧家に暮らしている。おでこにマイマイと呼んでいるつむじを持つ新子は、祖父から千年前の町の姿や、そこで暮らしていた人々の話を聞いては、その時代の様子を想像力豊かに思い描いていた。ある日、東京から転校生の島津貴伊子(水沢奈子)がやってくる。都会育ちの貴伊子は田舎の生活になかなか馴染めないでいたが、好奇心旺盛な新子は彼女に興味を持ち、2人はお互いの家を行き来するうちに仲良くなっていく。新子と貴伊子は、同級生のシ... 昭和30年代の山口県防府市国衙。平安時代には周防の国と呼ばれ、遺跡や当時の地名を今もとどめているこの町で、小学3年生の少女・青木新子(声:福田麻由子)は旧家に暮らしている。おでこにマイマイと呼んでいるつむじを持つ新子は、祖父から千年前の町の姿や、そこで暮らしていた人々の話を聞いては、その時代の様子を想像力豊かに思い描いていた。ある日、東京から転校生の島津貴伊子(水沢奈子)がやってくる。都会育ちの貴伊子は田舎の生活になかなか馴染めないでいたが、好奇心旺盛な新子は彼女に興味を持ち、2人はお互いの家を行き来するうちに仲良くなっていく。新子と貴伊子は、同級生のシゲルやタツヨシたちと一緒に、ダム池を造る。そのダム池に、赤い金魚がやってくる。その金魚に、大好きな先生の名前であるひづると名付けた新子たちは、放課後になるとダム池に集まり過ごすようになる。しかしある日、ふとしたきっかけでひづるが死んでしまう。すると彼らの絆も揺るぎ始めていく。そんな折、ひづるに似た金魚を川で見たという話を新子が聞く。そこで新子は仲間たちと、金魚探しを始める。再び彼らの気持ちがひとつになりかけるが、そこに思わぬ展開が訪れる
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【公開日】 2009年11月21日
【製作年】 2009年
【製作国】 日本
【上映時間】 93分
【配給】 松竹
【監督・脚本】 片渕須直
【原作】 高樹のぶ子
【エグゼクティブプロデューサー・製作】 丸田順悟
【製作】 千葉龍平 / 吉田剛 / 赤尾嘉文
【企画】 堀健一郎 / 鈴木忍 / 丸山正雄
【キャラクターデザイン・総作画監督】 辻繁人
【音楽】 村井秀清 【出演】 (声の出演) 福田麻由子 水沢奈子 森迫永依 本上まなみ
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快活で空想好きな小学3年生
私の妻が遠い親戚らしくて、
去年の妻のおじいさんのお葬式のときには、
村井秀清さんが来ていました。
そんな関係で、
この映画を妻に薦められて、
うちの子供のために購入してみました。
本編94分ということで、
うちの子(もうすぐ4歳)が、
そんなに長く集中して見ていられるかなと思っていたら、
意外にもずっと見ていました。
しかし、
子供以上に真剣に見ていたのは、
私のほうだったかもしれません。
映画の内容は、
私の親が子供だったときくらいの時代設定で、
そのころの生活や世の中の様子が、
子供の視点から描かれています。
物語の悲しい部分もわりとさらっと流れていき、
見る人を泣かせようとか、
逆に笑わせようとか、
そういうあからさまな演出がないところに、
好感が持てました。
あまりハッピーな話ではないと思うのですが、
見終わった後の感覚は、
さわやかでした。
片渕須直さんは天才
泣きました。
私も経験があるのですが都会から田舎に引越しをしたときの
心細さ、次第に友人と打ち解けるときの楽しさ、別れと、出会い。
天の川の下で語り合う二人。
アニメーションでこれだけ綺麗な世界を作れた片渕須直さんは天才ですね。
このアニメーションは、あまり注目されていなかったので、上演はそれほど
されていなかったのが、1年以上経過してから次第に人気が出てきている
状態のようです。
ある意味、魔法と書いていますが、リアルティーを重視していて、
普通の日常を基本的にアニメにしているものです。
そういう意味で、派手さや、アクションは無いのですが、
原作の何とも言えないほろ苦く すっぱい世界を さらに深化させた独特の
アニメーションに仕上がっていて、これは必見だと思います。
山口防府市(駅名はみたじり となっていますが今は防府市)
の昭和30年代の豊かな自然を背景に美しく描かれていました。
何度もキーワードで出てくる言葉が
「一緒に遊ぼうよ」です。
良い言葉ですね。
人と人をつなげ、
時代と時代を繋げる言葉
それは平安の時代にまで投げかけられるのです
「一緒に遊ぼうよ」
防府市に4年だけ、親の赴任で着いてきていた、清少納言(枕草子の作者)の
幼少時代がオーバーラップして描かれています。(これは原作にはない監督の
オリジナルですね)
さらに身近な人の2つの死が交差する中で、シンクロする輪廻・生命賛歌話の展開
でも決して、おとぎ話にならないリアルティさがあり、
本当に、不思議な話です。
でも、確かに今の自分たちは、過去の歴史の積み重ねの上に
生きているんだと感じさせられます。
色々な画面から、シーンから、大きなメッセージとして
人への想いやりの大切さが伝わってきました。
青い麦畑が一面に広がる山口県防府市
現代的な視点から違和感なく見れるノスタルジーアニメ。
こういう作品には出会ったことありませんでした。
自分が教師でしたら学校で上映会とか開いてみたいですね。
色んな物が詰まってます。