アイアンマン2
スタッフ
監督: ジョン・ファヴロー 製作: ケヴィン・フェイグ 原作: ジャック・カービー / スタン・リー 脚本: ジャスティン・セロー
キャスト
ロバート・ダウニー・Jr グウィネス・パルトロー スカーレット・ヨハンソン ミッキー・ローク ドン・チードル サミュエル・L・ジャクソン
発売日: 2010-10-22
解説
自ら創ったパワードスーツを装着、世の悪と戦うヒーローを描いた「アイアンマン」の続編。「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニー・Jr.が、引き続きアイアンマンを演じ、監督も前作と同様、ジョン・ファヴローが担当する。敵役は「レスラー」のミッキー・ローク、「それでも恋するバロセロナ」のスカーレット・ヨハンソンらが扮している
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ストーリー
自らが“アイアンマン”であることを明かしたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)であったが、彼の勝手なヒーロー行為は問題視され、国からパワードスーツの受け渡しを命じられる。そのニュースを憎悪に満ちた目で見つめる男“ウィップラッシュ”(ミッキー・ローク)は、一撃で金属を真っ二つにする武器を身に付けトニーの前に現れる。一方、レザースーツに身を包んだ謎の美女“ブラック・ウィドー”(スカーレット・ヨハンソン)も出現。正体を明かしたヒーローの前に、次々と危機が迫る
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新たなスーツ、新たな敵、新たなる挑戦
主人公スタークを描き込むのはもちろんだけれど、その他の重要キャラクターにもスターを積極的に配置して、いかにも漫画的な面白さを前作以上に醸し出しています。それはそれで、正しい選択だと思います。VFXは文句ないし、使用曲も前作に引き続きAC/DCの曲はカッコイイし、クイーンやダフトパンクもいい感じです。
考えてみると、アイアンマンはかなり異色のヒーローですよね。普通(?)のヒーローは正体を隠し、性格も生真面目か陰鬱。アイアンマンは、自ら正体をアピールし、おちゃらけた言動ばかり。しかし、誰もが楽しめる王道的なカラッと陽気な空気を発散しているのが嬉しいところ。それは何と言っても、ロバート・ダウニー・ジュニアの力。女好きでナルシストな人間的な弱さを曝け出したとしても、そこにシンパシーを寄せてしまうのは彼
の演技力と存在感そのもの。
今回の悪役のミッキー・ロークは存在感あるし、いかにもロシアの荒くれ者の雰囲気がありました。一方、黒いボディスーツに身を包み、打撃から関節技まで、しなやかな身のこなしで屈強な男たちをぶちのめしていくスカーレット・ヨハンソン。数多のスーパーヒーローものの定石通り、魅力的な悪役と謎の美女という新たなキャラクターを登場させたのも正解だと思います。
ただ、ウィップラッシュが無人ロボットでアイアンマンに挑んでくるクライマックスは、スピード感あふれるもので迫力もあったけれど、攻撃の仕方に芸がないし、ウィップラッシュ自身もなんだかあっさりやられちゃう。もう少し粘ってさらに盛り上げて欲しかった。
トニーの勝手なヒーロー行為が問題視され
続編モノは1作目を超えられないというジンクス通りの結果となってしまった本作ですが、キャストに魅力があるのでストーリー的には劣化していてもキャストのおかげで結構楽しめます。
ロバート始めミッキー・ロークやスカーレット・ヨハンソンはやはり一流の俳優で見てる者を楽しませてくれます。
アイアンマンのアクションも派手でユニークなシーンも多いので娯楽作としては良い作品かと。
あとはラストのアクションがもっと良ければ…。
それとアイアンマンをロバート以外の人が演じてたら一気につまらなくなっていたので彼あっての作品と言えるでしょう。
これからもロバート・ダウニー・Jrの活躍に期待。
自ら創ったハイテクスーツを装着
トニーの勝手なヒーロー行為が問題視