「ナビィの恋」の中江裕司監督が、個性豊かな家族が経営する“ホテル・ハイビスカス”を舞台に、一家の娘をヒロインに描く沖縄映画。元気いっぱいな美恵子は森の精霊・キムジナーを探しに行くが…。さまざまな出来事や出会いを琉球音楽にのせて綴る。
沖縄でホテルを営む一家の娘、小学3年生の美恵子(蔵下穂波)は、元気いっぱいの女の子。にいにいは黒人とのハーフ、ねえねえは白人とのハーフと、家族構成もインターナショナル? そして美恵子は、森の精霊キジムナーを探すべく、冒険を続けていく。 『ナビイの恋』で知られる沖縄在住の中江裕司監督が、仲宗根みいこの同名コミックを原作に描くファンタジックな沖縄キッズムービー。元気印いっぱいで時にやかましいほど(!?)の少女の冒険の数々は、どこか懐かしくて切ない。またファンタジーの中に沖縄の基地問題や戦争の傷跡といった社会問題をそこはかとなく盛り込んでいるあたり、実に奥の深い仕上がりである。
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