ファッションが教えてくれること
アメリカ女性の10人に1人が読むというファッション誌米版ヴォーグ。秋の特大号・9月号の準備は5ヶ月前から開始、編集部員は編集長のアナ・ウィンターに特集テーマを提案するが、次々と却下。アナと20年来の付き合いのあるクリエイティブ・ディレクターのグレイスはそんなアナに反発しながらも、衣装やカメラマンを手配し、いくつもの特集を作っていく。しかし、アナは冷酷にボツを宣告。グレイスは締切5日前まで走り回る...
予告編
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解説
アメリカ版ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンターと、彼女のもとで働くスタッフの姿を追ったドキュメンタリー。製作・監督は「クリントンを大統領にした男」のR.J.カトラー。2007年アメリカ版ヴォーグ9月号、締め切り5ヶ月前。一年で最も重要な号の準備に編集部は混乱していた。編集部員の一人は、カラー・ブロッキングがテーマのページのために用意した服が、アナによってほとんど却下され泣き言を言っている。クリエイティブ・ディレクターのグレイス・コディントンはそんな彼を慰める。ニューヨーク・ロングアイランドのアナの別荘。アナが娘のビー・ジェイファーと話している。ビーは大学に通い法律を学ぶ予定だという。母親を尊敬はするが自分は“ファッションが命”な人間ではないと語る娘をアナは複雑なまなざしで見つめる……。締め切り6週間前。アナによるランスルー(服の確認)を通過し、撮影を終えたページから次々とレイアウト・ボードに貼られていく。アナはその一枚一枚を見て、採用・不採用を感性で即決。自分の担当ページが、数枚ボツになりため息をつくグレイス。イタリア・ローマ、シエナ・ミラー撮影の日。担当編集者のトニは慌てていた。シエナのウィッグが、カメラマンのマリオ・テスティーノの意向で変更になったのだ。結局、予定していたコロッセオでの撮影を諦め、なんとか撮影を終える。締め切り1週間前。編集部に届いたマリオの写真をアナがチェックする。「写真が少なすぎる。どれも表紙に向かない」。アナはマリオを編集部へ呼び出し、表紙は2枚の写真を合成することで解決する。こうして無事、9月号は締め切りを迎えた。グレイスが最終決定となったレイアウト・ボードを見つめている。自分が担当したページのほとんどが採用された。アナは一旦却下したものの、全体のバランスをみて再度組み込んだのだ。だが、すぐにボードの写真が全て取り払われ、休む間もなく次の号の準備が始まった
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【監督】 R.J.カトラー
【エグゼクティブプロデューサー】 モリー・トンプソン/ロバート・ディビテット/ロバート・シェアナウ/R.J.カトラー
【プロデューサー】 エリザ・ハインドマーチ/サディア・シェパード
【撮影監督】 ボブ・リッチマン
【音楽】 クレイグ・リッチー
【音楽監修】 マーガレット・イェン
【録音】 エドワード・L・オコナー
【編集】 アジン・サマリ
【字幕】 松浦美奈
【出演】 アナ・ウィンター/グレイス・コディントン/アントレ・L・タリー/シエナ・ミラー/タクーン・パニクガル/カール・ラガーフェルド/ジャン=ポール・ゴルチェ/オスカー・デ・ラ・レンタ/ヴェラ・ウィン/マリオ・テスティーノ
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アメリカ版「ヴォーグ」の名物編集長
そんな時、自分に喝を入れるために観るのがこの映画です。
(あと『プラダを着た悪魔』も同様です)
女性誌『ヴォーグ』の編集長アナ・ウィンターをとりまくドキュメンタリー映画です。
仕事に対する妥協のなさや決断力、発言力は圧倒されるものがありました。
一方でトップとしての孤独も所々に垣間見えます。
下で働く人間は納得いかないことも多々あるでしょうが、
それでも辞めずに頑張っているのはアナ同様仕事に誇りを持ち、
尚且つボスであるアナを尊敬しているからなのでしょうね。
一番の強みは?
− 決断力 −
一番の弱みは?
− 子供たち −
一番の望みは?
− テニスの上達 −
これらを即答する彼女が最も印象的でした。
簡単なようで難しいと私は思います。
ここに彼女の強さと言うか、ブレない精神があるのだと思いました。
働くことの厳しさと喜びを映し出す
強い風当たり、足を引きずり降ろそうとしている人間の陰口、
強い強い個性集団を従え上に立つにはかなりの精神力、タフさが要求されるのだなと、かたらないアナにそれらを見て、自分を反省。
自分が甘えモードに入った時みると、背筋がのびます。
また自分の提案が通らなかった時にみると、DVD内に私がいて少し客観的になれ、冷静になれます。
妥協を許さない仕事
VOGUE 9月号がなんたるかを知らない方はそもそもスルーしてもいいんじゃないか。。。
なので元のタイトルのままで充分。
なんだかこのタイトルのせいでアナ様が安っぽくなってしまう気さえします。
内容はとても良かったです。