ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路
監督・脚本:ルネ・フェレ
出演:マリー・フェレ/マルク・バルベ/ダヴィッド・モロー
内容:父レオポルド・モーツァルトの薫陶によって3歳から音楽を学び、たちまちその才能を開花させた14歳のナンネルことマリア・アンナには、11歳の弟ヴォルフガングがいた。3年半にも及ぶ長い演奏旅行の最中、父はヨーロッパ各地の演奏会で“神童”と絶賛を浴びるヴォルフガングを溺愛し、ナンネルにはヴァイオリンに触れることさえ禁じる。「女性は作曲家にはなれない」が常識の18世紀ヨーロッパの音楽界。それでもナンネルは、ヴォルフガングのヴァイオリン演奏で伴奏者を務め、聴衆を魅了するのだった。やがて、一家は時のルイ15世が君臨するヴェルサイユ宮で演奏する機会に恵まれる。そして、それがナンネルの運命を波乱に満ちたものへと一変させることになろうとは、そのときは誰も想像していなかった。
予告編
チケットぴあ
解説
監督は『夕映えの道』などで知られるルネ・フェレ。「カミーユ・クローデルやアデル・ユゴーのように、自分を犠牲にして永遠に忘れ去られた女性を描きたかった」と語るように、それまで歴史のベールに隠されていたナンネルの青春の光と影を、観る者のイマジネーションを刺激する繊細な映像美で丁寧に綴っていく。ヴォルフガングとは無邪気な姉弟の愛情で結ばれ、弟の成功を一途に願う家族に従順に従い、それでも抑えきれないナンネルの音楽への情熱と、王太子との身分違いの恋の果てに決意した揺るぎない覚悟は、観る者を驚かせると同時に、潔い清々しさに満ちている。華麗なるヴェルサイユ宮で繰り広げられる数奇なる運命のドラマ。女性が音楽家として生きることが許されなかった時代、懸命に自らの運命を模索したナンネルの情熱と絶望は、現代を生きる私たちにとっても感動と共感で胸揺さぶられるに違いない
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ストーリー
18世紀中頃、ヨーロッパの音楽界を震撼させた神童ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。彼の傍らには、知られざる"もうひとり"のモーツァルトが存在した!その人の名は、マリア・アンナ・モーツァルト、愛称ナンネル、ヴォルフガングの4歳年上の実姉である。父レオポルトの薫陶によって3歳から音楽を学び、たちまちその才能を開花させた14歳のナンネルには、11歳の弟ヴォルフガングがいた。3年半にも及ぶ長い演奏旅行の最中、父はヨーロッパ各地の演奏会で"神童"と絶賛を浴びるヴォルフガングを溺愛し、ナンネルにはヴァイオリンに触れることさえ禁じる。「女性は作曲家にはなれない」が常識の18世紀ヨーロッパの音楽界。それでもナンネルは、ヴォルフガングのヴァイオリン演奏の伴奏を務め、聴衆を魅了するのだった。やがて、一家は時のルイ15世が君臨するヴェルサイユ宮で演奏する機会に恵まれる。その滞在中、ナンネルは王太子ルイ・フェルディナンと出会い、恋に落ちる。彼女の音楽の才能に気づいた王太子に作曲を勧められ、創作の歓びに目覚めていくナンネル。しかし、女性が作曲をするなど、当時では許されないことだった
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ワーナー・マイカル・シネマズ劇場案内
【監督】ルネ・フェレ
【製作】ルネ・フェレ/ファビエンヌ・フェレ
【脚本】ルネ・フェレ
【撮影】バンジャマン・エシャザァレタ
【美術】ヴェロニカ・フルブロット
【音楽】マリー=ジャンヌ・セレロ
【録音】アニエス・サボー/エマニュエル・ヴィラール
【編集】ファビエンヌ・フェレ
【衣装(デザイン)】ドミニク・ルイ
【助監督】ジュリアン・フェレ
【公式サイト】
ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路
【出演】マリー・フェレ/マルク・バルベ/デルフィーヌ・シュイロット/ダヴィド・モロー/クロヴィス・フーアン/サロメ・ステヴナン/リサ・フェレ/ニコラ・ジロー/アルチュール・トス/ジュリアン・フェレ/ルネ・フェレ
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