2006年12月に公開された、園子温監督・脚本、深水元基主演の青春群像劇。共演には、本作が女優デビューとなった川村ゆきえ、長谷川朝晴(元ジョビジョバ)、永作博美ら個性派が顔をそろえ、荒井由美の名曲『翳りゆく部屋』をモチーフにした繊細な物語を情感豊かに演じている。本当に気球が好きな人、さみしさをまぎらわしたい人、恋愛や友情を求める人などが集うサークル“気球クラブ・うわの空”。そこで過ごした若者たちが、5年の時を経て再び邂逅(かいこう)し、止まっていた時間が流れだす。だれしもが立ち止まって振りかえることを禁じえない、若き日の忘れえぬひととき。観ていると、自らの青春時代になぞらえてやるせない気持ちになったり、淡く微笑みたくなるような気分になる。人のもつ運命の悲しさ、いとおしさを感じられる物語。
ワーナー・マイカル・シネマズ劇場案内
ストーリー
北二郎(深水元基)は「気球クラブ~うわの空~」というサークルに所属していた。 そこには、本当に気球が好きな人、淋しさを紛らわすために入ってみた人、 友達をや恋人を探しにきた人・・・さまざまな想いを抱いた若者たちがいた。 ――あれから5年。仲間のみどり(
川村ゆきえ)と微妙な関係を続けている二郎のもとに 一本の悲報が入る。リーダー・村上の事故、そして、死。 そのことがきっかけで、バラバラになっていたメンバーが再び集まり、 村上を偲んで大宴会が行われることになった。 だが、彼らは気付いていた。これが最後の、一夜限りのバカ騒ぎだということに。 そして、二郎は村上の恋人だった美津子(永作博美)の深いの想いを初めて知ることになる・・・。
スタッフ
- 監督・脚本: 園子温
- 企画: 小曽根太
- プロデューサー: 富田敏家
- 撮影: 谷川創平
- 録音: 原川慎平
- 編集: 伊藤潤一
キャスト
- 深水元基
- 川村ゆきえ
- 長谷川朝晴
- 永作博美
- いしだ壱成
- 江口のりこ
- 他
関連リンク
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