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わたしを離さないでわたしを離さないで
監督:マーク・ロマネク
出演:キャリー・マリガン/アンドリュー・ガーフィールド/キーラ・ナイトレイ/シャーロット・ランプリング
内容:寄宿学校「ヘールシャム」で学ぶキャシー、ルース、トミーの3人は、小さい頃からずっと一緒に暮らしている。外界と隔絶したこの学校では、保護官と呼ばれる先生の元で子供たちは絵や詩の創作をしていた。18歳になり寄宿学校を出て農場のコテージで共同生活を始めた彼ら。やがてルースとトミーが恋を育むようになり、キャシーは孤立していく。その後、コテージを出て離れ離れになった3人は、逃れられようのない運命に直面する事に。

予告編
話題の映画は、お近くのワーナー・マイカル!ワーナー・マイカル・シネマズ
ワーナー・マイカル・シネマズワーナー・マイカル・シネマズ劇場案内劇場案内 解説
「17歳の肖像」のキャリー・マリガン、「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド、「つぐない」のキーラ・ナイトレイ共演で贈るラブストーリー。謎を秘めた寄宿学校で育った3人の若者が、自らに課された過酷な運命を知りながらも、懸命に生き抜こうとする。原作はカズオ・イシグロの同名小説...続きを読む

ストーリー
緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校ヘールシャム。そこで学ぶキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。しかし、外界と完全に隔絶したこの施設にはいくつもの謎があり、“保護官”と呼ばれる先生のもとで絵や詩の創作に励む子供たちには、帰るべき家がなかった。18歳になって、校外の農場のコテージで共同生活を始める3人。生まれて初めて社会の空気に触れる中、ルースとトミーは恋を育んでいく。そんな2人の傍にいながらも、次第に孤立していくキャシー。複雑に絡み合ったそれぞれの感情... 緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校ヘールシャム。そこで学ぶキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。しかし、外界と完全に隔絶したこの施設にはいくつもの謎があり、“保護官”と呼ばれる先生のもとで絵や詩の創作に励む子供たちには、帰るべき家がなかった。18歳になって、校外の農場のコテージで共同生活を始める3人。生まれて初めて社会の空気に触れる中、ルースとトミーは恋を育んでいく。そんな2人の傍にいながらも、次第に孤立していくキャシー。複雑に絡み合ったそれぞれの感情が、3人の関係を微妙に変えていく。やがて、彼らはコテージを出て離れ離れになるが、それぞれが逃れようのない過酷な運命をまっとうしようとしていた。やがて再会を果たしたルース、トミーとかけがえのない絆を取り戻したキャシーは、ささやかな夢を手繰り寄せるため、ヘールシャムの秘密を確かめようとする。だが、彼らに残された時間はあまりにも短かった...続きを読む

【公開日】 2011年3月26日
【英題】 NEVER LET ME GO
【製作年】 2010年
【製作国】 イギリス/アメリカ
【上映時間】 105分
【配給】 20世紀フォックス映画
【監督】 マーク・ロマネク
【原作】 カズオ・イシグロ
【出演】 キャリー・マリガン アンドリュー・ガーフィールド キーラ・ナイトレイ シャーロット・ランブリング

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その残酷なまでに切ない真実に胸を衝かれる

同じ寄宿学校で育った少年と2人の少女の恋が物語の一つの軸になっています。
英国で最も権威のあるブッカー賞を受賞した『日の名残り』を上回るベストセラーとなり、日本でも文庫を含めて20万部以上売れているそうです。

主人公の少年少女は、普通の人々と変わらない感情を持ち、成長していくように見えるが、実は特殊な状況で育てられています。

「30歳ぐらいまでしか生きられないという設定がスタート地点。人生は短いということが強調され、そのなかで私たちが何をするべきかを考えさせられる」とイシグロは語る。

イシグロ作品には、こんな「人生は短い」というモチーフが繰り返し現れる。

「海洋学者の父の都合で5歳の時にイギリスに渡り、1、2年のはずが、気がつけば16、17歳になっていた。
そうなると、ことばの問題などで日本人ではなく、イギリス人として生きるしかなくなった。人生は短く、
間違いを正すチャンスはほんの何度かしか巡ってこないと思っているのは、こんな原体験があるからです」

物語の内容に踏み込めば、彼らは臓器移植のために生み出されたクローン人間という設定になっている。

「ドストエフスキーやトルストイの時代とは違って、人間とは何かを小説のなかで議論すると古風と思われてしまう。
だが、クローンとしたことで、人間とは何かという問いかけを含むものになった」

2006年の邦訳刊行時、若い世代がいくら働いても豊かになれない格差社会が問題になっていた。

「この小説がメタファーとして生きているとすれば、日本やイギリスの階層差よりも、南北問題など世界的な貧富の差にあると思う。
どの国へもわずかな時間で行けるのに、どんなに働いても豊かになれない貧しい国の人たちを、私たちは見ていないのです」

マーク・ロマネク監督による映画化には、自身もエグゼクティブ・プロデューサーとして加わった。

「私は成瀬巳喜男や小津安二郎の映画が好きだったが、ロマネク監督も同じころの日本映画が好きだった。
主演女優のキャリー・マリガンの演技は、高峰秀子や原節子を思い出させる。顔の表情をあまり変えずにわずかなセリフで深い感情を喚起させる方法で、
見ているとイギリス人が出演している日本映画のような気がした」
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劇場のスクリーンで観る映画も迫力があって好きですが、自宅のテレビでくつろいで観る映画も大好きです。そんなくつろいだ時間に観られる映画を紹介出来たらいいと思います。
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