ワーナー・マイカル・シネマズ(英称:WARNER MYCAL CINEMAS)は、イオングループの株式会社ワーナー・マイカルが運営するシネマコンプレックス。
概要
ワーナー・マイカル・シネマズの一例: 神奈川県海老名市にオープンした第1号店「
ワーナー・マイカル・シネマズ 海老名」 1993年に日本初のマルチプレックスシネマとされる「
ワーナー・マイカル・シネマズ 海老名」(神奈川県海老名市)を開業した。商業劇場では国内初となるTHX認定を1スクリーンで取得。当時はあまり普及していなかったdtsなどのデジタル音響システムや、傾斜角の大きいスタジアムシートを導入するなど、音響の良さ、見やすさを謳っていた。また、6つ以上のスクリーンを持ちながら、入口、ロビー、映写室等を共有し、商業施設と併設する、シネマコンプレックスの日本でのオーソドックスなデザインを確立した。
創業以降、サティやビブレ等マイカルの店舗に併設されるケースがほとんどであった。しかし、マイカルの経営破綻によりイオングループに入り、イオンモールなどイオングループが運営するショッピングセンターに併設されることも増えた。また、多摩センターなどイオングループ外のショッピングセンターに設置された例もある。ただし、ダイエーのショッピングセンターに併設した例はない。
マイカルの経営破綻の影響を受け「ワーナー・マイカル・シネマズ川崎」を初めとする複数の出店計画が中止となった。このため、移転を除くと2001年1月26日に開業した
ワーナー・マイカル・シネマズ 加古川から2004年11月12日開業のりんくう泉南まで3年以上の間、新規出店が行われなかった。
また後に、親会社のワーナー・ブラザース・インターナショナル・シネマズが日本国内に直営劇場の展開を計画したが、2007年11月に取りやめを決定し、その余波でelumiこうのす(埼玉県鴻巣市)への「ワーナー・マイカル・シネマズ鴻巣」の出店が急遽中止になるなどの影響が出た。
Cinema Lifeという映画情報が掲載されたフリーペーパーを配布している。過去には、やはりフリーペーパーのComming Soon!を配布していた時期(1997年〜1998年頃)や、有償の近日くらぶと言う雑誌を販売していた時期(1999年〜2001年頃)もあり、上映作品の広告戦略は何度か変わっている。ポップコーンや、ペプシコーラをはじめとしたサントリー、ネスレ製品のドリンクを販売している。なお、1996年頃まではコカコーラを販売していた。また、カルチュア・コンビニエンス・クラブと提携してティーポイントサービスを行っていた(2009年6月27日にサービス終了)。
席数が最も多いのは東京都板橋区にある「
ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋」(2,326席)で、最も少ないのは山形県米沢市にある「
ワーナー・マイカル・シネマズ 米沢」(948席)である。
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