米倉涼子主演の
連続ドラマとして2008年1月にスタートし、2009年2月にはスペシャルドラマ化。さらに同年10月からは連ドラの「
シーズン2」が始まるなど、連ドラ→スペシャル→連ドラという流れで人気を博してきた『
交渉人』が、ついに映画になった。これまで以上にスケールアップしたと言われるこの作品。
作品紹介 登場人物紹介 交渉人 DVD 交渉人2 DVD
現金輸送車が襲われ、2億6000万円を強奪する事件が勃発。犯人たちは車ごとショッピングモールに逃げ込むと、店内にいた約50人を人質に立てこもる。事件発生から12時間が経つ頃、警視庁は捜査一課特殊犯捜査係(通称SIT)の交渉人である宇佐木玲子(米倉)が、犯人との交渉役として送り込まれる。
だが、この時点で12時間経っていたこともあり、交渉はすぐ打ち切りとなる。代わって警視総監命令でSAT部隊が強行突入をすることに。だが、これは犯人グループのワナだった。 SATの突入と同時に仕掛けられた爆弾が爆発。パニック状態に陥った人質たちが一気に逃げ出したため、警察は事件の首謀者である御堂(津川雅彦)以外の犯人を捕まえることができなかったのだ。
それから数瞬間後、玲子は休暇を取って北海道にいくため羽田空港にいた。そこで彼女は、ショッピングモール立てこもり事件の際に、人質となっていた人の青年・木元(林遣都)を見かける。彼は事件の際に、首謀者だった御堂と何かを話していたのだ。 直感が働いた玲子は、彼が偽名を使っていることを知ると、とっさの判断で、彼と同じ飛行機へと滑り込むが……。 物語は、ここからが本番。機内で玲子は、偶然、フィアンセを連れて飛行機に乗る同僚の交渉人・木崎(筧利夫)と遭遇する。一方、玲子の予想が現実となり、拳銃を持った2人の青年がハイジャックを引き起こす。 人質は、乗員・乗客合わせて159人。彼らの狙いは何か? そして、この事件と立てこもり事件には関係があるのか? 高度1万メートルの上空を舞台に、二転三転する壮絶バトルが繰り広げられる。
本作の見どころの1つが、ハイジャック・シーンをリアルに描いている点。そこで必要となってくるのが、飛行場などの協力だ。 だが、日本の場合、ハイジャックシーンなどの撮影で、実際の飛行場を借りるのは困難なことが多く、タイやロシアなどの海外ロケで撮影することが多い。しかし、今回はプロデューサーらの粘りから、北九州フィルムコミッションの力を借り、最終的に北九州空港とスターフライヤーの協力を得ることに成功。より、リアルな日本でのハイジャックシーンが実現した。 ロケと言えば、冒頭のカーチェイスシーンも見どころの1つ。通常、カーチェイスシーンは跡地や私道などでの撮影が多いが、この映画では公道にこだわり、最終的に大阪府泉大津市での撮影を取り付けた。撮影するにあたって当日は、2キロの道路を完全封鎖。大阪府内で道路を封鎖してのロケは松田優作の『ブラック・レイン』(89年)以来、実に21年ぶりのことだという。
何よりもの見どころは、超豪華なキャスト陣。反町隆史が悪役としてハイジャック犯のリーダーを演じ、林遣都が同じくハイジャック犯を演じる。ベテラン人では橋爪功、津川雅彦、笹野高史、伊武雅刀らが登場し、味わい深い演技を見せる。そして、筧利夫、陣内孝則らレギュラー陣が、安定感を保ちながらドラマを進行させていく。1人ひとりが役割を果たし、パズルのピースとなって、見事な調和を見せているのだ。 そして、忘れてはいけないのが、主役を演じた米倉だ。スラリとしたプロポーションに男前な顔。気っぷの良い語り口に、キレのある動き。硬軟使い分けられる演技力。おそらく、日本の女優でここまでできる人は、米倉を除いていないだろう。 『交渉人』にレギュラー出演するドランクドラゴンの塚地武雅は、本作の記者会見で「ハリウッド女優みたいに迫力がある。遠くから現れるシルエット1つとっても格好いい!」とベタぼめしていたが、映実際に映画を見ると、同じようにベタ褒めしたくなってくる。それが米倉という女優であり、『交渉人 THE MOVIE 』という映画なのだ。
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TBありがとうございました
”交渉人”というタイトルがありますが
この映画の中で交渉していたかなと
記憶に残ってません。ただ、ドラマを
見ていなくても楽しめるかなと思いました。
今度、訪れた際には、
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