リアルな若者の心情と、青春の光と影をヴィヴィッドに描き出し、熱狂的な支持を受ける漫画家・浅野いにおの傑作コミック「ソラニン」を映画化。主人公・芽衣子をTV、映画と活躍する女優・宮崎あおいが演じ、ギターを弾き、物語の鍵となる楽曲「ソラニン」を歌い上げている。また、芽衣子の恋人・種田には、『ノルウェイの森』が公開予定の高良健吾。そして、監督はPV界で活躍する人気ディレクター三木孝浩
予告編
ワーナー・マイカル・シネマズ劇場案内
ストーリー
OL2年目で自由を求めて会社を辞めた芽衣子。音楽への夢をあきらめられないフリーターの種田。不透明な未来に確信が持てず、寄り添いながら、東京の片隅で暮らすふたり。そんなイマをどうにかしようと、仲間とともに書き上げた曲「ソラニン」。早速、その曲をレコード会社に持ち込むが、良い反応のないまま日々は過ぎていく。そんなある日、種田がバイク事故にあってしまい
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スタッフ
- 監督: 三木孝浩
- 原作: 浅野いにお
- 脚本: 高橋泉
- プロデューサー: 今村景子 / 田中美幸 / 久保田修
- 撮影: 近藤龍人
- 編集: 上野聡一
- 音楽: 安井輝
キャスト
- 井上芽衣子:宮崎あおい
- 種田成男:高良健吾
- 加藤賢一:近藤洋一(サンボマスター)
- 山田二郎(ビリー):桐谷健太
- 小谷アイ:伊藤歩
- 鮎川律子:岩田さゆり
- 大橋:永山絢斗
エピソード
連載がすでに終わっていた2007年に週刊ヤングサンデー誌上で「映画化決定」と公表された。しかし以後永らくこれといった進展・追加発表はなかったが、2009年春にアスミック・エース制作、三木孝浩監督、宮崎あおいと高良健吾のダブル主演で実写映画化されることが決定・発表。2009年4月25日にクランクインし、同年5月31日にクランクアップした。
作中に歌詞のみ登場する楽曲「ソラニン」は、新たにASIAN KUNG-FU GENERATIONがメロディをつけ、宮崎あおい、高良健吾に提供。エンディングテーマには、以前ASIAN KUNG-FU GENERATIONが「ソラニン」にインスパイアされて制作した楽曲「ムスタング」のリミックス・バージョン「ムスタング(mix for 芽衣子)」が使用される。また、劇中音楽はストレイテナーのVo.であるホリエアツシのソロプロジェクト「ent」が担当する。
登場人物紹介
井上芽衣子(いのうえ めいこ)
秋田から上京してきたOL。そばかすが付いている。種田成男と6年間交際している。大人は「まぁいいや」のカタマリだと思っているらしく、社会や大人に対する不平不満のせいで、会社を退職してしまう。
種田成男(たねだ なるお)
福岡から上京してきた。新聞社の下請けの会社でバイトをしている。井上芽衣子と6年間交際しており、芽衣子から「種田」と呼ばれている。時給が低く芽衣子と同棲している。 ギター・ボーカル担当で使用楽器はフェンダー社のムスタング。
加藤賢一(かとう けんいち)
大学6年生。通称「加藤」「デブ」。小谷を4年間も口説き続けて付き合うことができた。 ベース担当で使用楽器はフェンダー社のプレシジョンベース。
山田二郎(やまだ じろう)
通称「ビリー」。この呼び名は小学生時代、体育の跳び箱でズボンが「ビリッ!」と裂けたことに由来する。 実家の薬局屋で働いている。彼女はいない。芽衣子の事が好き。 ドラム担当。
小谷アイ(こたに あい)
加藤の彼女。種田たちより1つ先輩である。靴屋の店員をしている。加藤をビール瓶で殴る等かなり大胆である。芽衣子の良き相談相手でもあり、面倒見がとてもいい。
芽衣子の母
同窓会のため秋田から突然、芽衣子の家にやってきた。会社を退職した芽衣子に対し怒鳴ってしまう。
鮎川律子(あゆかわ りつこ)
大学1年生で加藤から「サバ川」と呼ばれている。加藤に最初は軽い気持ちでギターを持ったと嘘をつくが、本当はたくさんの人に自分の歌を聴いて欲しい事をすぐに自白する。加藤によく相談をする。後に、レコード会社の新人発掘オーディションに入賞する。
冴木隆太郎(さえき りゅうたろう)
熊谷ミュージックレコード新人開発部で働いている。デモCDを送った種田に対し、「今日限りで歌うことは一切忘れてくれ」と告げ、新人アイドルのバックバンドを組ませようとしている。5年前に解散した「QOONELDAS」のメンバーだと種田に見抜かれる。
種田の父
種田の荷物を取りに芽衣子の家にやってくる。芽衣子曰く「雰囲気が種田に似ている」。
大橋(おおはし)
花屋でバイトしている。芽衣子に恋心を抱いてしまう。
DVD情報
関連リンク
主な上映劇場
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