四ノ宮浩(しのみや・ひろし) 1958年仙台市生まれ。大学在学中に寺山修司率いる「天井桟敷」に入団し、大学を中退。その後、様々な職業をへて、1986年監督デビュー。1995年ドキュメンタリー映画「忘れられた子供たち―スカベンジャー」を完成。第44回マンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞など受賞歴多数。 2001年5月「神の子たち」完成。第52回ベルリン国際映画祭、モントリオール国際映画祭へ正式招待を受ける。またNYでのNewDirector/NewFilms映画祭(ニューヨーク近代美術館 MOMA)での上映の際、ニューヨークタイムズ紙に 映画レビュー が掲載された。2002年10月シネマアンビエンテ環境映画祭(トリノ、イタリア)コンペティション部門グランプリを受賞。その後世界20カ国以上の国で上映が続いている。映画「(仮題)放浪」 現在製作中。
フィリピンマニラ市の北にある東洋最大のスラムと称せられるゴミ捨て場の街“スモーキーマウンテン”で撮影が始まった。ここには再生可能なゴミを拾い転売して生きる彼らはスカベンジャー(ゴミを拾って生活する人)と呼ばれる人々、約2万1千人が暮らす。老若男女にまじって働く多くの子供たち。「フィリピンの恥部をなぜ撮影するのだ」と撮影を邪魔されることもあったスタッフは衛生状態の悪い中、病気に苦しめれられ何度となく頓挫しかける。 ―6年もの歳月をかけてフィルムは完成した。
第四十四回マンハイム国際映画祭 ベストドキュメンタリー賞受賞作品エコメディア国際環境映画祭一九九五 Hoimar von Ditfurth賞受賞作品第四回地球環境祭 社会環境映像賞受賞作品 文部省選定作品(少年向 青年向 成人向) 厚生省中央児童福祉審議会平成七年度推薦文化財(高校生・家庭向) カトリック中央協議会広報部推薦作品 日本映画ペンクラブ推薦作品 日本PTA全国協議会推薦作品
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