『夕凪の街 桜の国』の佐々部清監督がノンフィクション小説「私、コスモの目になる」を映画化。三本木農業高校馬術部2年の香苗は、左目を患ったコスモと呼ばれる馬の担当になる。しかし、かつて名馬と謳われプライドの高いコスモに香苗は苦戦し…。
菊池香苗(長渕文音)は三本木農業高校馬術部の2年生、タカラコスモス(通称コスモ)を担当していた。コスモはかつて馬術競技界で名馬と謳われたほどのサラブレッドであったが、左眼を患い三本木農業高校に引き取られた。左眼を患いプライドも高いコスモの面倒をみることに苦戦する香苗。自分の言うことを聞かないコスモに対して不満を感じ、バカ馬とすら言うようになる。そんな香苗であったが、ある日コスモの左眼の視力が大幅に悪化していることに気づく。眼の見えないコスモの苦しみを理解した香苗は献身的に世話をし、互いに気持ちが通じるようになってゆく。そしてコスモの出産、馬の死、厳しい練習などを通じて香苗は成長していく。厳しい顧問である古賀先生(柳葉敏郎)、先輩の帆乃夏(西原亜希)、同級生の陽子(森田彩華)と賢治(奥村知史)、後輩の高橋(小林裕吉)らとの関わりを通じて物語はより鮮やかに彩られていく。
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