『花田少年史』の一色まこと原作。講談社「モーニング」にて連載中。天才と秀才、二人の少年ピアニストを描く、涙あり笑いありの感動作を劇場用アニメーション化。「時をかける少女」「パプリカ」等、話題の劇場アニメを連発しているマッドハウスが制作。また、主人公・一ノ瀬海のピアノ演奏を、世界最難関と言われる「ショパン国際ピアノコンクール」にて、1955年に2位に入賞し、現N響の音楽監督を務めるアシュケナージが担当した話題作!
2007年7月に公開された、マッドハウス制作の長編アニメーション。声の出演は、上戸彩、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子、宮迫博之ほか。原作は、一色まことによる同名の人気コミック。ともにピアノに魅せられたふたりの少年の友情や、おたがいへの羨望も孕んだ心の葛藤を描いた物語で、全編を彩る秀麗なピアノの音色がすばらしい。“天才”と“秀才”それぞれが、自分にない相手の美点を目の当たりにして悩むさまと、のびやかに各々の才能を解き放つさまの、相反する様子が興味深い。また、やんちゃな少年・一ノ瀬海の声を当てた上戸の声音は凛々しく、海のライバル・雨宮修平役を担当した神木の卓越した演技力も、特筆に価する。神秘的なピアノの森の情景や、海と修平、それに誉子のゆかいなやりとりも丁寧に描かれていて、好もしい。
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