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村上晴彦
<DVD・YouTube動画・本・ルアー・バスフィッシィング>


ルアー(lure)は、ルアーフィッシングでの釣りに使用する道具のひとつで、針が付いていて、動きや色、匂い、味などで、直接魚を誘う物の事を言う。 日本語では疑似餌と訳される事が多いが、魚は餌としてルアーに食いついているだけではないという見解もあり、一概に訳す事はできない。 ちなみにルアーという単語は元々は鷹狩りの調教に使う道具のこと。 タカやハヤブサなどの猛禽類の調教に使われる鳥の羽や動物の毛皮で作られたものでそれを獲物に見立てて振り回し、猛禽類に掴ませることで狩りを教えるのに使う。




ルアーを大別すると、ハードルアーとソフトルアーに分かれる。 その名の通り、プラスチック、ウッド、金属のような固い素材で作られた物をハードルアーと呼ぶ。ソフトルアーはその逆で、ソフトプラスチックや豚の皮などで出来た柔らかいものを言う。




<歴史>

ルアーの歴史は意外に古く、1800年代、英国のファントムミノーと言われる物が最古とされるが、明確な資料は存在していないため、信憑性にかける。




ハードルアー

ハードベイトとも呼ばれる。プラスチックや木、金属など硬質の素材を様々な形に加工し、針を取り付けたルアーの総称。以下のような種類が存在する。ただし以下のどれにも分類できなかったり、2つタイプの中間のような独創的なハードルアーも多くなってきている。※印の付いたものはトップウォーターと呼ばれるルアー群である。





プラグ

木製またはプラスチック製の立体的なボディを持つハードルアー。浮力が高く基本的に水に浮くが、おもりを内蔵して沈む物もある。初期は木製だったプラグは、安く大量生産が可能なプラスチック製に取って代わられたが、少数ながら木製のプラグも生産され続け、根強い人気がある。

  • ミノー 最も一般的な魚の姿をしたルアー。魚の口に当たる部分にリップと呼ばれるプラスチックの舌状部品が付いている。ルアーを引くとこれが水流を受けて、水を逃がすように左右に体を振動させながら浅く潜水する。ほとんどが水に浮くフローティングタイプだが、ごくわずか水中で停止するサスペンドタイプ、水に沈むシンキングタイプもある。
  • クランクベイト 丸みを帯びたミノーのような姿。ミノーに比べてずっと大きなリップを持つ。リップが長いものほど深く潜ることが出来る。狙う水深によって、シャロークランク(約0~1m)、ミドルクランク(約1~3m)、ディープクランク(約3~5m以上)と分類できる。ミノー同様、ほぼ全てが水に浮くフローティングタイプだが、ごく少数、サスペンドタイプも存在する。
  • シャッド シャッドとはアメリカの湖にいるニシン科の小魚でバスの主食となる魚、この小魚をイメージして作られたのがシャッドプラグである。サイズは小型プラグがメインでリップが長いのが特長。動きはトゥイッチする事で不規則なダートを起こすヒラ打ちアクション。フローティングとサスペンドタイプがある。
  • バイブレーション リップレスクランクとも呼ばれる。横から見ると平行四辺形の魚の姿で、左右からつぶされたような薄いボディになっている。他のプラグでは口付近にあるアイ(糸を結ぶ輪)が頭頂部にあり、結果クランクベイトのようにかなり下を向いた姿勢で泳ぐ。プラグの中では唯一水より重く、着水と同時に素早く沈んでいく。ルアーを引くと、バイブレーションの名の通り激しく体を振動させながら浮上してくる。 振動によって内蔵されたラトルがシャラシャラと音を出すが、ラトル無しのサイレントタイプも一般的。
  • ペンシルベイト※ 棒状のボディに針が付いただけの最もシンプルな構造。棒状といっても文字通りただの棒から、もっと太く卵に近い形のもの、本物の魚にリアルに似せたものなど様々。内蔵ウェイトの位置と重さで、浮いたときの角度がほぼ水平から垂直まである。特別な機能は持たず、糸を巻くだけでは何もしてくれないので、ロッドアクション(竿の振り)によって数パターンの決まった動きをさせる。頭を左右へ交互に振るドッグウォーク。水面を左右に滑るように動かすスケーティング、水鳥のように頭から水中につっこむダイビングなどのアクションがある。
  • ポッパー※ 大きく口を開けた魚の姿をしている。糸を瞬間的に強く引くと、勢いよく顔を水中に突っ込み、そのときにカップ状に開いた口が空気を巻き込んでコポンと音が出る。この音を英語では pop と表現し、 popper の名前が付いた。製品によってこの音や、飛沫の飛び方が微妙に異なる。水面で捕食中の小魚をモチーフにしているらしい。アクション時の移動距離を抑える目的で、後ろのフックにスカートや羽根飾りが付く場合が多い。
  • スウィッシャー / スイッシャー※ ペンシルベイトのような棒状のルアー本体の前後に、1枚ないし2枚の金属製のプロペラを持つ。ルアーを引くと水流でプロペラが回転し、その音や波、プロペラのきらめきなどで魚にアピールする。プロペラが1枚だけのものをシングルスウィッシャー、前後に2枚のものをダブルスウィッシャーと呼ぶ。ダブルスウィッシャーの中には前後のプロペラの回転を逆にし本体が回転しない様に工夫したルアーもある。チューニング用に様々な形状のプロペラが売られている。
  • ノイジー※ ボディに装備するなんらかの仕組みで騒々しく音を出したり、暴れるように激しくアクションをして魚を誘うルアーの総称。後述のバズベイトもノイジーに分類される。水面に落ちて暴れる小動物や昆虫をモチーフにしたものが多い。基本的にはただ糸を巻くだけで勝手にアクションをしてくれるので、初心者向きと言われる。また夜釣りでは定番のルアーとされる。アクションをする仕組みはメーカー各社がそれぞれに考案するため、特に決まった形態がなく、ゼンマイ仕掛けで振動するなどかなり奇抜なものもある。よく知られる代表的なルアーにはクレイジークローラーやジッターバグがある。
  • ダーター※ コンセプト自体が曖昧なので定義が難しいが、一般的には下あごが突き出したポッパーのような外見をしている。トップウォーターでありながら、下あごが水流を受けてリップの役目をし、ミノーのように浅く潜ることができる。潜る時に水を巻き込んでゴボッと音を出すものが多い。ポッパーとミノーの中間のようなルアー。製品によって形状の違いが大きい上に、使用方法さえ曖昧なため、表舞台に立つことの少ないコアなルアーとなっている。
  • フロッグ※ ボディはゴムのような柔らかい素材で、カエルやネズミを模している。尻部分に脚パーツやラバースカートが付属するものが多い。中は空洞になっていて軽く、水に浮く。針はボディ表面にぴったり沿うような作りになっており突出しないために、きわめて根がかりしにくい。捕食魚がフロッグに噛みつくと、柔らかいボディは簡単につぶれ、針がむき出しになってフッキングする。特別なアクションはせず、水面を泳ぐカエルやネズミをイメージして動かす。葦の中やリリーパッド(スイレンの葉)など、ほかのルアーでは必ず根がかりするような茂った場所で威力を発揮する。ただし、その針の形状はライギョやナマズ向けで、ブラックバスに対しては少々フッキングしにくいという欠点がある(ブラックバス専用に針の形を工夫したフロッグも開発されている)。
  • ビッグベイト※ ルアーの中でもとりわけ大きく、主にブラックバス釣りに使用される。魚を模したルアーで材質は浮力の高い木製のものと、素材の軟らかいプラスチック製のものがある。




ミノー



 
クランクベイト

 
 
シャッド



 バイブレーション



 ペンシルベイト



スウィッシャー



ノイジー‎(クレイジークローラー) 



ノイジー(ジッターバグ)

 



ダーター 



 フロッグ

 



その他のハードルアー

針そのもの、ワイヤーやおもりなど金属パーツからなる細身の本体に、ラバースカートやブレードなどの飾りが付く。金属製のため重く、全て沈むルアーである。

  • スプーン 食器のスプーンから柄を取り去った形状のルアー。細い楕円形の金属板の両端に小さな穴が開いており、片方には糸を結び、もう片方にはフックが付く。主に内水面の釣りに使用する。主な対象魚はニジマス、ヤマメ、イワナなどのサケ科の魚類。また、一部コイ科の釣りにも使用する。誤って湖に落としたスプーンを鱒がくわえた事をヒントに考案されたといわれている。キャスティング、レイクトローリングなどで使用する。
  • メタルジグ 金属の塊を柳葉形に整形し、魚に似せて簡単な装飾を施したルアー。ボディの両端にアイがあり、片方にフックがつき、片方に糸を結ぶ。全体を金属で作成するため大きさの割りに重量があり、遠投若しくはタナの深いところにいる魚を狙うために使用するケースが多い。
  • ラバージグ ジグヘッドと呼ばれるおもりの融合した太い針に、ラバースカートを装着してボリュームアップさせたルアー。単体でも使えるが、多くの場合針にワームを絡めて使う。針とおもりそのものなのでどの製品も大差ないが、頭のおもりの形状や重量、スカートの色にバリエーションがある。プラスチックのブラシが針先をガードしているものも多く、根掛かりを回避する能力が高い。水底まで沈ませてからザリガニや昆虫をイメージして動かす。
  • スピナー 直線形の針金にビーズとブレードを通し、後端にトリプルフックを取り付けたルアー。フックにはスカートや羽根飾りが付くことが多く、外見はブレード付きフライといった感じ。クルクルとブレードを回転させて泳ぐ姿は、小さな甲殻類や水生昆虫のような雰囲気で、ただ引いているだけで小さな魚もよく反応する。
  • スピナーベイト 数匹で泳ぐ小魚の群れをモチーフにしたルアー。ラバージグの頭から、くの字型の針金が出ており、その先に一枚ないし二枚の金属製のブレードをもっている。ルアーを引くとブレードが水流を受けて回転し、その振動ときらめきで魚を誘う。スピナーベイトの特徴であるブレードには、細長く柳葉のような形をしたウィローリーフ、円に近いコロラドなど数種類の形状がある。糸を結ぶのはくの字の針金の折れている部分。ボリュームアップのために、ラバージグ同様に針にワームを絡める場合がある。一目見ても魚が食いつきそうな形はしておらず、初心者には敬遠されがち。しかし、実際は極めて汎用性が高く、特にアクションをしなくても糸を引きさえすれば勝手に魚を誘い、根がかりしにくく、比較的大きめの魚が釣れることから愛用する人は多い。
  • バズベイト※ トップウォータールアーとしては例外的に水に浮かず、引いていないとすぐに沈んでしまう。ノイジーの一種である。ほとんどはスピナーベイトのブレード部分をプロペラに置き換えた形状で、ラバージグに似た頭から出たワイヤーの先端に、金属製の大きなプロペラが付く。スピナーのブレードをプロペラに交換した形状のインラインタイプと呼ばれるバズベイトも少数ある。基本的にはルアーが着水してから自分の手元に戻るまで、沈まないように休まず引き続ける。プロペラが水上に頭を出すように引く速度を調節する。ルアーが引かれると水流でプロペラが回転し、バラバラと甲虫の羽音に似た騒音を出しながら、飛沫を上げて水面を撹拌する。



スプーン




スピナー

 

 



スピナーベイト



バズベイト

 

 


 
ラバージグ

 



ソフトルアー

ソフトベイトワームとも呼ばれる。合成樹脂やラバーでできた柔らかいルアーの総称。専用の針に絡め、リグと呼ばれる仕掛けを作って使用する。形は様々に作られており、ミミズを始めとして、小さな魚やザリガニ、釣りの対象魚が海水魚であった場合にはイカ型まである。魚がハードルアーに比べ違和感を覚えにくいため、ルアーに慣れてしまっている(いわゆるスレた)状態には良いとされる。




ソフトルアーの種類

その形状によって以下のように分類される。ただしその素材の加工しやすさから、上記のどれにも分類できない特殊な形状の物も多い。

  • ストレートワーム テールも何もないミミズのようなシンプルな形状。そのシンプルさゆえに、ロッドアクションによる攻めの応用の幅が広い。
  • グラブ イモムシのような太目の本体の尻に、薄く渦を巻いたテールと呼ばれるものをつけたワーム。古くから人気があるワームである。テールをちぎって使う「イモグラブ」というものもある。
  • パドルテール 本体はグラブに近いが、テールがオールのような形で甲殻類を模したワームである。
  • カーリーテール 細身のグラブといった形。テールを最後の1cmほど残してきって使うカットテールワームはワーム攻略の一世代を築いたほどの人気の工夫。
  • リザード トカゲという名の通り、足と尾を模した5本のテールを持つ非常にアピール度の高いワーム。日本では春先に効果があることから、バスには卵を狙う甲殻類に見えていると思われる。
  • シャッドテールヴィヴィットテール 魚の形や、動きを忠実に再現すべく作られたワーム。Yの字型のテールで魚の尾ひれを再現したタイプや、円の上部と本体をつなげて、水面に垂直に立てたテールで水流を受けて振動するタイプ等がある。
  • クローワーム 太目の本体に、数本の細いまっすぐのテールを生やしたものや、ハート型のカーリーテールでエビやザリガニの外見を再現した形状のワーム。
  • チューブ ボールペンのキャップのような筒状のボディに、そこから枝分かれしたテールの付いたワーム。
  • ポーク・リンド 動物の皮等で作られたザリガニのハサミの形に似たソフトルアーでラバージグのトレーラーとして使われる。



ストレートワーム




グラブ


 

 



パドルテール


 

 



クローワーム


 

 

 


リグ

リグとはワームを使うための仕掛けのこと。基本的にシンカーの位置で名前が変わり、攻め方が変わる。針の付けかたや種類、シンカーの形や位置等によりアイデアの数だけリグが存在する、と言っても過言ではなく、オリジナルのリグを研究する釣り人も少なくない。ちなみに以下は考案された順番に並べてあるので、リグの発展が見てわかるはずである。

  • ノーシンカーリグ 針とワームだけのシンプルなリグ。浅いところや、ゆっくりした動き、ワーム本来の動きを生かしたリグといえる。
  • ワッキーリグ 近年釣果の目覚しいリグ。ワッキーとは日本語では「変わった」と訳される。その名の示すとおり、少し変わったリグである。他のリグではワームの先端部に針を付けるが、ワッキーリグの場合はワームの中央部に針を取り付ける。主に中層を狙う。一般的にはシンカーは用いないことが多いが、より深場を狙う為にジグヘッドを用いた「インチワッキーリグ」、底を狙う為に先端にネイルシンカーを打ち込んだ「根こリグ」などのバリエーションがある。
  • ドロップショットリグ ワームの元祖、クリームワーム登場期からある古いリグで、元々えさ釣りの胴付仕掛けの延長上として考案された。また、アメリカのトーナメントでは、枝針が禁止になっていた為現在の形となった。日本では、村上晴彦氏によって考案されたとされ、「この仕掛けで釣りをすると常に吉と出る。」との理由で常吉と名づけられた。現在ではアンダーショットリグ、ダウンショットリグなどとも呼ばれる。ワームを小刻みに揺らしながら一定の場所に留めておく事ができ、じっくり攻める冬の攻め方や、プレッシャーの高いレイクに強い。
  • テキサスリグ 根掛りの多い場所で多様する為にすり抜けの良い銃弾型のシンカー(バレットシンカー)を針を結ぶ前にラインに通すというリグ。また、フロリダなどでよく見られるカバーの濃い場所で使用するためにワームとシンカーを固定したフロリダリグ、カリフォルニアではドン・アイビーノ氏がブラスシンカーなどの後ろにビーズをはさみ音でアピールするドゥードゥリングなども考案された。
  • キャロライナリグ 比較的水の綺麗な所で使用する為に考案されたリグで、シンカーの後ろにスイベルなどをはさみ、数cm - 数十cm程度リーダーと呼ばれるえさ釣りで言うところのハリスを付けてシンカーとワームを放して使う。比較的重いシンカーを使うことが多く、深めを狙う時に使う。日本では、非常に軽いシンカーを用いたり、下記されているスプリットショットリグなどの影響から、重いシンカーを使う時は「へヴィーキャロライナ」、軽いシンカーを使うときは「ライトキャロライナ」と区別されている。ヘヴィキャロと略して呼ばれることも多い。
  • スプリットショットリグ ライトキャロライナリグから発展したリグで、村田 基氏が、軽いシンカーを使うときスイベルやリーダーなどを付けるよりガン玉を用いた方が手間がかからないとの理由で始まったりリグである。使用法としては、基本的にキャロライナリグと同じで数cm - 数十cmワームから離した所にガン玉を打つ。どちらかと言うとフォール中に食わせる釣りである。
  • ジグヘッドリグ 針に元からシンカーがついているもの。ワームをスイミングさせるときに使用する。手軽で初心者にも使いやすいが、根がかりの可能性が高く、敬遠される場合もある。シンカーの形状やフックの形等で数多くのタイプが存在する。
     


ノーシンカーリグ




スプリットショットリグ

 


テキサスリグ




キャロライナリグ


 

 

 

ジグヘッドリグ


 

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