本作は、今もシニアツアーで活躍中のプロゴルファー古市忠夫氏を主人公とした平山護のノンフィクション小説「ありがとう」が原作。古市氏は神戸市鷹取商店街でカメラ屋の店主をしていた時に被災し、友も、家も、財産も失った。もともと地元消防団のボランティア活動をしていた古市氏は街の復興に奔走する一方で、自らプロゴルファーを志し、還暦を目前にしてプロテスト合格するという快挙をやり遂げる。 この映画は、地震発生から火災・消火に至るまでの出来事、古市氏自身のプロテストへの挑戦、そして、人々の心の交流を、すべて実話に基づき再現。お互いを支えあった夫婦愛を物語の軸とした、観た人に勇気と希望をあたえる感動作品が完成した。永瀬正敏、正司照枝、豊川悦司、佐野史郎、仲村トオルをはじめ、この映画の趣旨に多くの俳優も賛同し、豪華な顔合わせが実現した。この映画を通じて、どんな逆境でも"心のありかた"次第で誰にでも奇跡は訪れるということ、そして、何よりも自分が生きていることへの感謝の気持ちを感じてもらいたい。
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ワーナー・マイカル・シネマズ劇場案内
ストーリー
1995年1月17日未明、神戸市を突然の激しい揺れが襲った。地響きとともに家々は崩壊し、ビルは崩れ落ち、高速道路はなぎ倒されていった。やがて上がった火の手は、三日三晩で街を焼き尽くした。鷹取商店街では995棟が全焼、105名が命を落とした。カメラ店を営んでいた古市忠夫の家も全てが焼失し、跡形も残ってはいなかった。その後忠夫は、街の復興に向けてボランティア活動に取り組む。 「わしら、生かしてもろてんねん。生かしてくれた人に感謝せな」 励まし、励まされながら奔走する日々。そんなある日、忠夫は愕然となった。そこには震災の業火から免れた、無傷のままのゴルフバッグが横たわっていた。「奇跡や!」 街が徐々に復興へと向かう中、忠夫は焼け残ったゴルフバッグの衝撃に突き動かされたかのように、ゴルフのプロテストを受けることを決意する。呆れ顔の家族と街の人々が見守る中、忠夫の猛練習が始まった・・・。
スタッフ
- 監督: 万田邦敏
- プロデューサー: 仙頭武則
- 原作: 平山譲
- 脚本: 平山譲 / 仙頭武則 / 七字幸久 / 万田邦敏
- 撮影監督: 渡部眞
- 音楽: 長嶌寛幸
キャスト
- 赤井英和
- 田中好子
- 薬師丸ひろ子
- 前田綾花
- 光石研
- 尾美としのり
- 柏原収史
- 今福將雄
- 他
DVD情報
関連リンク
主な上映劇場
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