さや侍
監督:
松本人志
出演:野見隆明/
熊田聖亜/
りょう/
ROLLY/
腹筋善之助/
國村隼/
伊武雅刀/
板尾創路/
柄本時生
内容:とあることがきっかけで、自ら侍として戦うことを拒絶し、刀を捨てた野見勘十郎。そんな父を軽蔑し反発する娘たえ。二人は行くあてもない流浪の旅を続けていた。無断で脱藩した罪に問われていた勘十郎には懸賞金が掛けられていた。次第に追い詰められた勘十郎は遂に捕らわれるのだが、捕まった藩の殿様は相当な変わり者として世に名を馳せていた。殿様の眼前に連行された勘十郎は、“30日の業”に処されるが、それに成功すると無罪放免になると言う。
予告編
解説
「
大日本人」「
しんぼる」に続く
松本人志監督の長編3作目。侍でありながら鞘しか持たない父と、その不甲斐なさに反発する娘の姿を描く。出演は、TV『
働くおっさん劇場』で強烈なインパクトを残した一般男性・野見隆明、TVドラマ『
同窓会 ~ラブ・アゲイン症候群』の
熊田聖亜、「
太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」の
板尾創路、
柄本時生...DVDはこちら
ストーリー
伊香藩水位微調役・野見勘十郎(野見隆明)は、ある出来事をきっかけに刀を捨て、無断で脱藩、一人娘のたえ(
熊田聖亜)と共に流浪の旅を続けていた。勘十郎の首には懸賞金がかけられ、三味線のお竜(
りょう)、二丁短銃のパキュン(
ROLLY)、骨殺師ゴリゴリ(
腹筋善之介)といった賞金稼ぎから逃れ続ける勘十郎だったが、ある日遂に多幸藩の追っ手によって捕らえられてしまう。多幸藩の殿様(
國村隼)が勘十郎に処したのは「三十日の業」。母君を失った悲しみで笑顔をなくした若君を、一日一芸で三十日の間に笑わせられたら無罪放免、できなければ切腹というものだった。翌日から、侍にとって生き恥をさらすのに似た三十日間の試練が始まる。殿様と若君、家老(
伊武雅刀)らを前にお白州で芸を披露する勘十郎。だが鼻からうどんをすすり、腹踊りを見せるものの若君に笑いはない。たえは勘十郎の無様な芸に我慢がならず、牢屋敷の中で親子喧嘩を繰り返す。そんな二人を見かねた見張り番の倉之助(
板尾創路)と平吉(
柄本時生)は、勘十郎に芸を授け始める。本来二人で行う相撲を敢えて一人でやる天涯孤独の業、赤と黒の金魚を飲み込み、自在に腹の中から吐き戻す天衣無縫の業、多幸藩特産の大ダコと戦う生死をかけた天下分け目の業。だが十五日を過ぎてなお、若君に笑う気配は見られなかった。たえは倉之助に、三十日の業を試しに城の外で披露したいと提案する。大勢の見物客が詰めかけた浜辺で、大仕掛けの人間大筒に挑む勘十郎に湧く歓声。再びお白州に移り、勘十郎は人々の声援を背に必死に様々な芸を繰り出すが、人間花火の芸を披露した時、そのあおりを受け、若君は手に怪我を負ってしまう。たえは、倉之助の助けを借りて若君の部屋を密かに訪問。薬草を手渡しながら、たえは、若君と同じように自分も流行病で母上を亡くし、それ以来、勘十郎は刀を手にしなくなったと告白する。やがて三十日の業も遂に最終日を迎えようとしていた。
【公開日】2011年6月11日
【製作年】2011年
【製作国】日本
【上映時間】103分
【配給】
松竹
【監督】
松本人志
【製作総指揮】
白岩久弥
【製作代表】
大﨑洋/榎本善紀
【プロデューサー】
岡本昭彦
【アソシエイト・プロデューサー】小西啓介/仲良平
【ライン・プロデューサー】原田雅弘/鎌田賢一
【アシスタントプロデューサー】
松岡剛
【脚本】
松本人志
【脚本協力】/
高須光聖/
長谷川朝二/江間浩司/
倉本美津留/
板尾創路
【撮影】
近藤龍人
【美術デザイナー】愛甲悦子
【装飾】茂木豊
【照明】
藤井勇
【音楽】
清水靖晃
【音楽プロデューサー】日下好明
【録音】岡元立洋
【編集】本田吉孝
【衣装(デザイン)】宮本まさ江
【ヘアメイク】豊川京子
【助監督】吉村昌晃
【スクリプター/記録】山本亜子
【SFX/VFXスーパーバイザー】長谷川靖
【出演】野見隆明/
熊田聖亜/
板尾創路/
柄本時生/
りょう/
ROLLY/
腹筋善之介/清水柊馬/竹原和生/
伊武雅刀/
國村隼PR