セカンドバージン
監督:黒崎博
出演:
鈴木京香/
長谷川博己/
深田恭子
内容:20代の頃に離婚して以来キャリア一筋で生きてきた中村るい(
鈴木京香)は、出版業界では名の知れた辣腕プロデューサー。ある日、17歳年下のネット証券会社社長、鈴木行(
長谷川博己)と出会い恋に落ちる。しかし、彼は既に結婚しており2人の前には様々な試練が待ち受ける。なんとか苦難を乗り越え、一緒に暮らし始めた2人であったが、行が忽然とるいの前から姿を消す。その5年後、出張で
マレーシアに来たるいは行と運命的な再会を果たすが、彼はるいの目の前で銃弾に撃たれ倒れてしまう。やがて事故を知り行の妻・万理江(
深田恭子)もマレーシアへとやって来て。
予告編
解説
NHKドラマ10枠で放送され、社会現象を巻き起こした、
大石静脚本によるTVドラマ「
セカンドバージン」。20代の頃に離婚して以来、仕事一筋に生きてきた45歳のキャリア女性と、既に妻を持つ17歳下の男性。年齢を越え、困難な状況を越えて求めあい、命さえもかける主人公たちのスキャンダラスな純愛を描いた物語は、大人の女性たちから大きな共感を得た。その話題作を、
鈴木京香、
長谷川博己、
深田恭子ら主要キャストはそのままに映画化。ドラマ放送時には描かれなかった衝撃の真実を、
マレーシアの首都である
クアラ・ルンプールを舞台に、さらに艶めかしく大胆な描写と、狂おしくも切ない大人のラブストーリーと共に描いていく
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ストーリー
出版業界では名の知れた辣腕プロデューサー、中村るいは、既に妻を持つ17歳年下のネット証券会社社長、鈴木行と恋に落ちる。様々な試練を乗り越え、一緒に暮らし始めた2人だったが、ある日行は忽然と、るいの前から姿を消してしまう。5年後、出張先の
マレーシアでるいは、行と運命的な再会を果たすが、行はるいの目の前で銃弾に倒れてしまう。
コーランが遠く聞こえる中、生死の境をさまよう行。やがて、事故を知り、行の妻・万理江も
マレーシアにやってくる。
イスラムの地を舞台に、虚々実々の駆け引きの果て、交差する思いが一挙に
クアラ・ルンプールの濁流へと流れ込んでいく。
【公開日】2011年9月23日
【製作年】2011年
【製作国】日本
【配給】
松竹
【監督】黒崎博
【脚本】
大石静
【出演】
鈴木京香/
長谷川博己/
深田恭子
登場人物紹介
中村るい:鈴木京香
新海社専務。出版業界の辣腕プロデューサー。20年前に離婚を経験しており、それ以来恋愛をせずに生きてきたが、ひょんなことから行と恋に落ちてしまう。就職活動をせず、金を無心する1人息子がいる。行の出所後、行と一緒に生活するが突然彼に去られてしまう。その2年後となる最終回、取材で訪れていた
シンガポールで行と再会するが、彼の最期を看取る事となった。帰国して1年後、社長である向井から社長の座を譲られ、新社長に就任する。直後に起こった大手取次会社の倒産で会社が経営難に陥ってしまうが、辣腕を発揮しながら、眞垣や秋夫、挙句には万里江にまで頭を下げ続ける屈辱を乗り越え、新海社を元の軌道に戻した。
鈴木万理江:深田恭子
行の妻。素麺会社長の娘。世間知らずのお嬢様。行との狭い世界を行き来していた。行を愛していたが、るいと不倫をしていることを知り、2人へ陰湿な嫌がらせ(るいの勤務先に、るいの写真に傷をつけたものを送りつける、2人の不倫を週刊誌に掲載、るいのペットを誘拐する等)を繰り返し、ついには行を悪質金融商法の疑いで警察に売る。行が拘置所にいるすきに長崎の実家へ戻り、ペット用自然食品事業を始める。最終回では行が
シンガポールで殺害された事を聞かされるものの、現地での遺体引き取りを拒否し、遺骨をるいに持ち帰らせた。そして遺骨を半ば強引に引き取って葬儀を行うが、それはあくまで表面上であって、本心では行の事を完全に見捨てた。るいの依頼により『夫の飯よりペットのご飯』を執筆。この本の中でこれまでの怨みをぶちまけ、前へ踏み出すことに。
鈴木行:長谷川博己
金融庁の若手キャリア官僚、その後証券会社を立ち上げる。違法すれすれの
M&Aをして逮捕され、執行猶予がつく。最終回、潜伏先の
シンガポールでるいと再会するが、チャイニーズ・
マフィアの銃弾で致命傷を受け、るいに看取られながら死亡する。遺骨は一時、万理江が葬儀のために半ば強引に引き取り、葬儀後、るいに返還されかけるが、るいが拒否したために最終的に万理江が(あからさまに不満をもらしながら)引き取っている。
愛子:YOU
亮の年上の恋人。
中村亮:綾野剛
るいの息子。就職活動を全くせず、身体にタトゥーを入れ、親の脛を齧る生活を送っていた。最終回で配送会社に正社員として就職し、独り暮らしをしている事、そしてタトゥーを消した事を母に伝え、驚かせる。行が亡くなった事を聞かされ驚くが「男を見つけろ。その方が俺も安心だ」と母を励ました。
山田梨恵:田丸麻紀
新海社編集者。るいの部下。
向井陽子:石井めぐみ
向井社長の妻。
児玉琢己:小木茂光
レストランBARの店主。向井社長の友人(実は愛人)。
坂口貴浩:橋本一郎
新海社編集者。るいの部下。
小岩井加奈:森脇英理子
新海社社員。向井社長の秘書。
工藤渚:小野かおり
新海社編集者。るいの部下。
高城:井上浩
金融庁課長。鈴木の元上司。
那須田:北見敏之
金融庁局長。鈴木の元上司。
那須田由紀子:山村美智
那須田局長の妻。
三沢賢吉:石田太郎
万理江の父。
三沢文江:朝加真由美
万理江の母。
井川:佐戸井けん太
新海社総務部長。るいの新たな上司。
柏木:やべけんじ
行の友人でもある弁護士。
東京地検・検事:吉見一豊
行を取り調べる担当検事。
東京地裁・判事:朱源実
行を審理する担当裁判官。
若森会長:宝田明
行が合併を勧めるコモン証券の会長。
秋夫・ウィリアム・ターナー:布施明
新進気鋭の作家。医者でもある。
向井肇:段田安則
新海社社長。るいを信頼して仕事を任す。最終回、るいに社長の座を譲って引退する。引退後、恋人である児玉と共にレストランを開き、新たな人生を歩む。
眞垣秀月:草笛光子
文壇の重鎮である女流作家。
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