消防署に所属し、人命救助を専門とするプロフェッショナル集団・特別救助隊(通称・特救隊=レスキュー)の活躍を描くスペシャルドラマ。12月6日公開の映画「252生存者あり」のエピソードゼロとなる。
阪神淡路大震災で消防隊員だった父を失った早川勇作(市原隼人)。24歳になった勇作は消防士となり、難関である特救隊の選抜試験に合格する。が、待ち受けるのは25日間の過酷な技術研修。チームメイトの西村純(阿部力)や、女性で初めて特救隊試験に合格した水城マナ(上原多香子)らとともに、教官の大野大介(伊原剛志)の厳しい訓練を受ける。チームワークが命の特救隊は、ひとりのミスも連帯責任になる。勇作たちのチームはさまざまな困難を乗り越えながら成長していく。が、火災訓練のさなかに純が恐怖心からとってしまった行動が問題となり、それをかばいつつ、教官命令を無視して救助を続けた勇作は訓練から脱落してしまう。勇作は特救隊の夢をあきらめてしまうのか?そのとき、東京を大地震が襲う――!
1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災発生。神戸の消防隊員だった早川正人(田中哲司)は、11歳の息子・勇作の目の前で人命救助のため炎の中に飛び込む。が、子どもを助けたその瞬間フラッシュオーバーが起こり、正人は凄まじい爆風と炎に巻き込まれてしまう。勇作は東京から応援にきた人命救助を専門とするプロフェッショナル集団・特別救助隊(通称・特救隊=レスキュー)に「お父さんを助けて!」と懇願するが、手出しができない。そして勇作は父と看護師だった母を震災で失った。
2007年。24歳の勇作(市原隼人)は東京・高輪消防署に勤める消防士になっていた。勇作は目標としてきた特救隊(レスキュー)になるための選抜試験を受け、一発で合格する。特救隊はあらゆる災害や事故現場の最前線に駆り出され、常に危険と隣り合わせにある仕事。強靭な体力と精神力、とっさの判断力を要求され、その資格を得られるのは競争率6倍の難関を潜り抜け、厳しい専門研修に耐え抜いたごく一握りの消防士だけだ。合格を喜ぶ勇作だが、同じ消防署の救急隊員・長峰由貴(満島ひかり)は不安から勇作の合格を素直に喜べない。さらに勇作にはこの後、25日間の過酷な専門技術研修が待ち受けているのだ。
そして研修初日。勇作と純は同じチームになる。チームメイトには女性初の特救隊員候補生・水城マナ(上原多香子)がいた。それは、広報係長・三枝涼子(紺野まひる)のある思惑による選抜であった。勇作たちは教官の大野大介(伊原剛志)から厳しく容赦ない訓練を受ける。体力面でハンデのあるマナを抱える勇作たちのチームは初っ端からペナルティを喰らってしまう。本人のためとマナのフォローを拒んだ勇作に純が怒り、チームは険悪なムードになる。マナ自身もまた女性である自分が消防庁の広告塔に利用されているのではと、思い悩む。それでも真剣に訓練に取り組むマナの姿に、次第に勇作たちチーム全員の気持ちは結束していく。そして水難救助訓練のとき、マナに驚くべき能力があきらかになる――。
こうして勇作たちのチームが団結してきたころ、本格的な火災訓練が行なわれる。訓練で勇作は教官・大野の静止を振り切り、制限時間を過ぎても訓練を続けようとする。一緒に行動していた純はギリギリの状況のなかで、生き埋めになった過去を思い出しパニックを起こしてしまう。訓練は失敗に終わった。
訓練後「なぜ危険を冒して捜索を続けた!」と怒鳴る大野に、勇作は「オレはあんたとは違う」と言い放つ。大野は12年前の震災で勇作の父・正人を助けられなかった特救隊のひとり。そのことに気づいた勇作は大野に反発していたのだった。しかし大野に「命を粗末にするやつに特救隊の資格はない」といわれ、勇作は訓練を脱落してしまう。純もトラウマを克服できなければ特救隊になることはできない。2人はこのまま特救隊の夢をあきらめてしまうのか?そのとき、激しい地鳴りとともに東京を大地震が襲う――!
映画『252 生存者あり』公開に併せて制作された、市原隼人主演によるスピンオフドラマ。消防署で人命救助を専門とする、特別救助隊に配属となった勇作。連日続く過酷な訓練にも耐え着実に成長していくが、ある日彼の取った単独行動が大きな問題となり…。
映画『
252 生存者あり』に至る、もうひとつの猛き青春の物語。
日テレ開局55年記念劇場映画『
252生存者あり』との連動スペシャルドラマ12月5日金曜特別ロードショーでのオンエアから、ノーカット完全版でクリスマス・イヴに超最速リリース!! 阪神淡路大震災が起きた13年前・・・日本にハイパーレスキューは存在しなかった。 09年、未曾有の台風が東京を直撃する2年前…その男はハイパーレスキューを目指した。
レスキュー選抜試験を突破した消防士だけが参加できる、1ヶ月間におよぶ過酷な訓練。通過者にのみ与えられるレスキュー資格。そのレスキュー資格保持者の中からさらに選抜された隊員がレスキューとして現場に出動。
映画『
252 生存者あり』で活躍するハイパーレスキューは、そのレスキュー隊から選びぬかれたスペシャリストだけで構成される究極の精鋭部隊。
ドラマ版『
252 生存者ありepisode. ZERO』では、実際に試験が行われている消防学校全面協力により、本物そのままの試験内容を再現。ハイパーレスキューを目指す若き消防士の苦悩と青春の輝きを魅せていく。
キャスト
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