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この車両は未舗装路の走行を目的としており、凹凸の激しい低摩擦面を走行するための工夫がなされており、跳ね上がる泥を避けるための大きな泥除けが見られ、泥除けとタイヤは泥が詰まらないように大きく離して取り付けられており、また軽量・高速・高トルク重視である。
サスペンションは激しい凹凸に対応して長いストローク(可動範囲)が設定されているが、これは乗り心地を考慮した物ではなく、あくまでも地面との接地性やジャンプして着地する際に車体が分解しないようにするためのものである。タイヤも不整地でのグリップ力が良い・大きなブロック状の突起がついた専用のオフロードタイヤが取り付けられている。軽量化を優先するため、また長時間の走行は前提とされず燃料タンクはそれほど大きな物は積まれず、5〜10リッター程度である。これには同レースにつきものの転倒に伴う車体破損時の火災防止の観点もある。
モトクロス競技では、軽量で機敏な車体が大きく跳ねたり、転倒・クラッシュは起きて当然とされる激しさもあり、他のモータースポーツには無い魅力があるため、世界各国でこのオートバイ車種の販売が見られる。ただし現在は日本国内4メーカーの車両の販売が大半を占めている。
軽量化のため保安部品(前照灯、方向指示器、警笛、バックミラー等)は元々無いか、外されているため、ナンバープレートを取得することは出来ない。そのため公道での走行は不可能で、原則としてトランスポーターに積載して走行可能な場所まで運ぶことが前提であるが、草レース等の市民参加型レースの盛んな地域では、会場までこの車両に乗って来る人のために脱着可能な保守部品の用意された車両もある。ただ、オフロードタイヤは舗装面での長距離高速走行には向いておらず、大きく変形するブロックが発熱し、欠損してしまう場合も見られる。
このレースは、起伏に富んだ土の露出したオフロードコースで競われる。コース上にはジャンピングスポットが設けられていることが多いため跳ねたり飛んだりといった三次元的なアクションが多く、レースの進行とともに変化する路面コンディションにより複雑な要素を含んでいる。
最高速度は140km/h近くまで出るコースもあり熱狂的な愛好者も多く、世界各地で市民参加の草レースから公式レースまで様々なレベルで行われている。
天候やコース状態の変化を考慮して、周回数で無く規定時間(例:モトクロス世界選手権では35分+1周)で争うよう定められている。
日本国内では日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が主催する全日本モトクロス選手権をはじめ各地方選手権や販売店やクラブが主催する草レースが開催されている。
また、都市部のスタジアム等に多量の土砂を運び込んでジャンピングスポットに工夫を凝らした特設コースを造り、ショー的要素を大きくしたAMAスーパークロスも北米を中心に興業として多くのファンを集めている。
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