ナタリー・ポートマン
略歴:医師の父親とアーティストの母親の間に生まれる。NYにあるパブリック・スクールでのダンス・レッスンの帰りに、エージェントにスカウトされたのをきっかけに俳優としての道を進むことになる。以後、MTVの子供向け番組に出演。2000人の候補者の中から「レオン」のマチルダ役を射止め華々しいデビューを飾った。以後順調に経歴を積み、「
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」では“クィーン・アミダラ”役を演じた。99年からは名門ハーバード大学に進み心理学を専攻、03年6月にみごと卒業をした。そして04年、彼女は女優人生の大きな節目を迎える。この年、俳優ザック・ブラフの監督デビュー作「
終わりで始まりの4日間」に出演、この作品でヒロイン、サム役を魅力的に演じた彼女は各方面から絶賛され、女優として確かな評価を獲得する。続くマイク・ニコルズ監督の恋愛映画「
クローサー」では、それまでの清純派イメージを脱ぎ捨てストリッパー役に果敢に挑戦、共演のジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウらに負けない存在感と演技力を披露、再び高い評価を受ける。この演技でナタリーは、アカデミー賞の助演女優賞で初のオスカー・ノミネートを受けると共に、ゴールデン・グローブ賞ではみごと助演女優賞を獲得するなど、本格的な女優として大きな飛躍を遂げた。そして2010年、肉体的にも精神的にも追いつめられていくバレリーナを熱演した「
ブラック・スワン」でついにオスカー主演女優賞に輝く。また、同作の撮影で知り合ったフランス人振付師と婚約・妊娠も発表し、授賞式には妊婦姿での登場となった。