天才物理学者と熱血刑事コンビが科学的視点から難事件を解決していく、福山雅治×柴咲コウ主演の人気推理ドラマを映画化!本作では北村一輝、渡辺いっけい、真矢みきなどオリジナルメンバーに、事件の鍵を握る美しい容疑者役に松雪泰子、天才数学者役に堤真一と豪華な顔ぶれでストーリーを盛り上げる。
天才物理学者・湯川教授が生涯で唯一天才と認めた男・天才数学者の石神哲哉は、娘と二人で暮らす隣人・花岡靖子に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫・富樫が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻である靖子が容疑者として捜査線上に上がるが、彼女には完璧なアリバイが存在していた…。
東野圭吾の直木賞受賞作を、福山雅治と柴咲コウ共演で映画化。貝塚北警察署の刑事・内海から殺人事件の相談を受けた湯川学は、かつての親友である天才数学者・石神哲哉が事件に深く関わっているのではと疑念を抱き…。共演は堤真一と
松雪泰子。
東野圭吾の物理学者湯川シリーズ「
探偵ガリレオ」「
予知夢」をドラマ化し、高視聴率を記録した「
ガリレオ」。本作は、「
ガリレオ」シリーズの唯一の長編であり、第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞に輝いた同名作を映画化。出演は、ドラマ版でも“ガリレオ”こと天才物理学者・湯川を演じた福山雅治、湯川とコンビを組む女性刑事に柴咲コウをはじめ、ドラマレギュラー陣が総出演。また、本作の真の主役と言っても過言ではない、湯川と大学の同期生で天才数学者・石神に堤真一、美人容疑者役を
松雪泰子が演じる。
花岡靖子は娘・美里とアパートでの二人暮らし。
物語は靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め、訪ねてきた事から始まる。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。
そして3月11日、旧江戸川で富樫の死体が発見される。警察は花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずる事に気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。
すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。彼は当初この事件に傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく...。
天才数学者と天才物理学者の、殺人事件をめぐる隠蔽と解明が激しい攻防を生む長編ミステリー。そしてクライマックスでは倫理を超える真実の全貌が明かされる。
解説
『
容疑者Xの献身』(ようぎしゃエックスのけんしん)は、
東野圭吾の推理小説。探偵ガリレオシリーズ第3弾。2003年から文芸誌『オール讀物』に連載され、2005年8月に文藝春秋より出版された。2008年8月に文庫化された。 第6回本格ミステリ大賞、第134回直木賞受賞作。また、国内の主要ミステリランキングである『本格ミステリベスト10 2006年版』『このミステリーがすごい!2006』『2005年「週刊文春」ミステリベスト10』においてそれぞれ1位を獲得し、三冠と称された(のちに前出の2賞を取り、最終的に五冠となった)。
物理学者湯川シリーズの短編『
探偵ガリレオ』『
予知夢』を原作としたテレビドラマ『
ガリレオ』の劇場版として本作を同ドラマのキャスト・スタッフにより映画化。月9枠のドラマの映画化は『
西遊記』『
HERO』に続き3作目となる。2008年初旬に撮入し、同年10月4日に公開された。 福山にとって『ほんの5g』以来20年ぶりの映画出演になり、映画主演は初めてである。 『
ガリレオ』において登場したオリジナルキャラクターが引き続き登場するが、基本的なストーリーは原作に沿ったものとなっている。ドラマの劇場版という位置付けながらもオリジナルキャラクターの出番が少なく、湯川が数式を書いて推理を整理するシーンがないといったドラマのパターンを踏襲しない展開を見せている。作中登場するカレンダーやクリスマス商戦の描写から、2008年12月1日から25日ころまでの設定と推測される。
キャスト
スタッフ
- 製作 - 亀山千広
- 企画 - 大多亮
- 脚本 - 福田靖
- 音楽 - 福山雅治、菅野祐悟
- 監督 - 西谷弘
- エグゼクティブプロデューサー - 清水賢治、畠中達郎、細野義朗
- プロデュース - 鈴木吉弘、臼井裕詞
- プロデューサー - 牧野正、和田倉和利
- プロデューサー補 - 大西洋志、菊地裕幸
- 撮影 - 山本英夫
- 照明 - 小野晃
- 美術 - 部谷京子
- 整音 - 瀬川徹夫
- 録音 - 藤丸和徳
- 編集 - 山本正明
- 製作委員会 - フジテレビジョン、アミューズ、SDP、FNS27社
- 制作プロダクション - シネバザール
- 配給 - 東宝
楽曲
- 主題歌 - KOH+「最愛」 (作詞・作曲:福山雅治、編曲:福山雅治 / 井上鑑)(NAYUTAWAVE RECORDS)

- 挿入歌 - 福山雅治「99」 (作曲:福山雅治、編曲:福山雅治 / 井上鑑)(UNIVERSAL J)