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十三人の刺客十三人の刺客
将軍の腹違いの弟という立場に甘んじ、悪行の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)。幕府の老中は、この暴君が国の要職に就く前にひそかに闇に葬るよう、御目付役・島田新左衛門に密命を下す。斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は、命がけで...

予告編
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解説
1963年公開の工藤栄一監督による同名時代劇を、「クローズZERO」シリーズの三池崇史監督が現代風に再構築。出演は「ガマの油」の役所広司、「シーサイドモーテル」の山田孝之、古田新太、「人間失格」の伊勢谷友介、「山形スクリーム」の沢村一樹、「さんかく」の高岡蒼甫、「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」の六角精児など...続きを読む

ストーリー
弘化元年3月。明石藩江戸家老・間宮が、老中・土井家の門前で切腹自害。間宮の死は、明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりを訴えるものであった。将軍・家慶の弟である斉韶は、明年には老中への就任が決まっている。事件は時の幕府を動揺させ、このままでは幕府、ひいては国の存亡に関わると判断した土井は斉韶暗殺を決断、御目付役・島田新左衛門(役所広司)にその命を下す。大事決行を控え、新左衛門は刺客集めに奔走。剣豪浪人平山、酒と女と博打に溺れる新左衛門の甥・新六郎ら十一人の強者達が新左衛門のもとに集う。暗殺計画が極秘裡に進められる中、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛(市村正親)は... 弘化元年3月。明石藩江戸家老・間宮が、老中・土井家の門前で切腹自害。間宮の死は、明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりを訴えるものであった。将軍・家慶の弟である斉韶は、明年には老中への就任が決まっている。事件は時の幕府を動揺させ、このままでは幕府、ひいては国の存亡に関わると判断した土井は斉韶暗殺を決断、御目付役・島田新左衛門(役所広司)にその命を下す。大事決行を控え、新左衛門は刺客集めに奔走。剣豪浪人平山、酒と女と博打に溺れる新左衛門の甥・新六郎ら十一人の強者達が新左衛門のもとに集う。暗殺計画が極秘裡に進められる中、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛(市村正親)はその情報を掴んでいた。彼は、かつて新左衛門と剣の同門でありながらも道を違え、御用人千石の身分を自ら掴んだ傑物であった。そんな中、新左衛門は、斉韶を襲うのは江戸から明石への参勤交代の道中しかないと判断、襲撃場所を交通の要所の落合宿に決める。明石藩の参勤交代が尾張を通る時、尾張藩への通行を阻止すれば、勢力を削られた行列は落合宿に出るはず。斉韶を落合宿に誘い込むため、新左衛門は事の詳細を尾張藩の木曽上松御陣屋詰・牧野靭負に打ち明け協力を求める。斉韶が落合宿にやって来るかは、極めて危険な賭けであったがそれしか手はない。刺客たちは現地へ急行、明石藩を迎え撃つべく落合宿を要塞へと改造する。道中、山の民・木賀小弥太が加わり、落合宿にて総勢十三人の刺客が揃う。だが、明石藩は待てども待てども落合宿にやってこない。新左衛門の計略は失敗に終わったかに思えたその矢先、敵は200騎以上の多勢となってやってきた。鬼頭は兵を蓄え、この戦いに備えていたのだ。混乱の中、明石藩の退路を断つ大橋が爆破。 13人対300人超の決戦が始まった...続きを読む

【公開日】 2010年9月25日
【製作年】 2010年
【製作国】 日本
【映倫情報】 PG12
【上映時間】 141分
【配給】 東宝
【監督】 三池崇史
【原作】 池宮彰一郎
【脚本】 天願大介
【音楽】 遠藤浩二
【出演】 役所広司 山田孝之 伊勢谷友介 沢村一樹 古田新太 高岡蒼甫 六角精児 波岡一喜 石垣佑磨 近藤公園 窪田正孝 伊原剛志 松方弘樹 吹石一恵 谷村美月 斎藤工 阿部進之介 内野聖陽 光石研 岸部一徳 平幹二朗 松本幸四郎 稲垣吾郎 市村正親

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幕府最大の密命を遂行

「日本が世界に誇る」なんてキャッチフレーズをつけた映画は数多いが、その多くは「お願いだからやめてくれ」というものばかりだった。日本ではもしかして金をかけたエンターテインメント映画は作れないんじゃないか、そんな暗澹たる思いを持ってしまう程に。

そんな中で送り出されたこの作品はスタッフ、キャストの「本気」が見える、最高峰のエンターテインメントである。リアルで大規模なセットを作って、それを壊す贅沢さ。恐れずに残酷な描写をし、それを後の展開への布石にする堂々たる演出、今となっては貴重な時代劇らしいセリフ回し。セリフ回しはやや難解に聞こえるが、それでもちゃんと分かるように画で見せる工夫がなされているため、語り口はよどみない。

後半あれだけ怒涛のアクションが続くにもかかわらず、時間経過とともに微妙にアクションの質を変化(トラップ、集団戦、一騎討ち)させていくことによって飽きることがないし、個性豊かに描かれた13人は本当にひとりひとりが最高に格好良い。

霧が立ちこめる早朝の村でのショットなどは痺れるほどに美しく燃えるカットであるし、序盤の伏線が後半で活きる構成も王道ながら熱い。
稲垣五郎演じる悪役が本作のオリジナリティーを象徴しており、王道のストーリーをちゃんと語りながら、個性を発揮する三池崇史の本領発揮といった作品。三池崇史の特徴は「職人芸」としてちゃんと映画を作りつつ、要所要所で自己流の「スタンドプレー」を見せるところだと思うが、それがここまで高い次元で果たされた映画はあまりなかった。

ラストでは、現代の映画として、戦の行きつく先の光景も見せている。刺客たちの死にざまが決して格好いいとは言えないものが多いのも、意図してのことだろう。格好よく散らないからこそ格好いい、という演出。
時代劇だから、と避けず、是非とも観ていただきたい映画である。これだけ面白い映画に金をかけて、しかもちゃんとヒットを飛ばした、ということが何より嬉しい。日本だって、まだまだやれるのだ。

武士道

次期老中職とされながら非道の限りを尽くす暴君、明石藩主松平斉韶。密命を受け、斉韶暗殺を目指す島田新左衛門等と斉韶を守る鬼頭半兵衛を頭にした家臣団との激闘。大満足の一作。島田新左衛門役の役所公司さんと鬼頭半兵衛役の市村正親さん、互いの義を懸けた生き様が凄かった。宿場ひとつを暗殺の為の要塞と化しての双方の激闘はスケールの大きさ、カメラワークの良さで圧倒的な質量で迫ってきます。斉韶役の稲垣吾郎さんの感情を見せない暴君ぶりもお見事。途中、偶然から新左衛門一派に加わる小弥太役の伊勢谷友介さんのはじけっぷりも絶品でした。

戦わなければ、変わらない

今作『十三人の刺客』は元々、過去に製作された同名映画のリメイクの様です。
私は元々、その事実を知らずに居ましたし、単純にストーリーの内容に興味が有って映画館で鑑賞しましたので、今回は2010年版十三人の刺客に付いてのみのレビューとさせて頂きます。
過去作品との相違点などを知りたい方は、他の方のレビューや、過去作品のそれを参考になさって下さい。

まず、鑑賞してみて、大まかに思った事は『全体的に硬派な映画である事』『正統派、侍映画では無い事』と言った所です。

第一に硬派な映画であった事に付いては、様々な要素で、そう感じたのだと思う。まず主人公『島田新左衛門』を演じるのが役所広司、そのライバル『鬼頭半兵衛』を演じるのが市村正親等、主要登場人物にイケメン若手俳優を据えて居ないという事でしょう。
元々、この映画の時代背景が徳川幕府の末の時代、やるべき事を無くし武士として相応しい死に際を探していた新左衛門に、松平斉韶‐まつだいら なりつぐ‐(稲垣吾朗演じる暴君。ラスボス)の殺害命令が下された事により、初めて武士としての本懐を遂げる事になる。という所から始まります。
ただ単純に剣戟を交わす殺陣を見せたいだけならば、配役はどんな人間でも良かったのかも知れませんが、上記の様に生きていく中での意味を失いかけて居た年齢と言う事を鑑みて、若すぎず、されど老獪すぎずという中年層に落ち着いたのでしょう。
無論、新左衛門の元に集う仲間たちは、若い武士も多いのですが、その誰もが一様に『武士として』という志の元に集っており、金の為、富の為といったアウトロー役が居ない為にお笑い的なクッション要素は余りありません。
そして次に、それらを支える女性陣の姿がほぼ見られない事。これは、最近の歴史ドラマや時代劇では非常に珍しいと思う。昨今のドラマでは、今まで時代劇に於いてスポットの当たる事の少なかった女性視点と言うのは良く描かれる。そうする事で、人間味を足したり、女性客にも視聴しやすくするのが目的なのだろうけど、この作品ではそういった要素は悉く排除されている。
今まで、あまり男くさい作品や、硬派な作品を見た事のない女性達にとっては『カッコいい俳優目当て』だけで見るには辛い作りかもしれないです。しかし、その分の時間を武士の生きざまや心境を描く事に注力したお陰で、主人公側だけでなく、敵側の登場人物にも十分感情移入できるような設定になっていると言えるでしょう。
骨太な作品をお求めの方は、満足できるかと思います。

次の、正統派時代劇では無いのかな?と思った箇所に付いては、人によっては見解が分れるかもしれないけど、全体的にアクションシーンが大味であった為、そう感じたのかもしれません。
まず、時代設定が、徳川の世も末。といった感じの設定ですので仕方なし、という感も有りますが、正々堂々とした戦では無いのが一番の要因でしょうか。主人公たち刺客側は勿論『多勢に無勢』の戦いに挑む訳ですから手段等選んではいられず、稽古場面でも『どんな手を使っても敵を殺せ』といった表現が出てきます。こういった箇所だけならば『刺し違えてでも相手を倒す』事を目的とした流派、かの近藤勇の修めて居た『天然理心流』に通ずる所も有ります。
しかし、それだけではなく、廃村を要塞へと作り変えて様々なギミックを用意して居たり、走り廻らせた梯子を軽々と渡りながらの空中戦など。まさに『時代劇の決闘や戦』と言うよりは 『サムライ活劇のチャンバラ』といった表現が合うと思います。
これは、コテコテの時代劇が好きな人には、受け入れられない方も居るかもしれませんが、上記に記した様な、数の差を様々な手法を使って補い、たった13人だけで200を超える人数を追い詰めていくクライマックスの戦闘シーンは見ごたえが有ります。

全体的に見所としてはこんな感じでしょうか。少しひねった感じで作成された時代劇ですので、好き嫌いはハッキリと分れるかもしれません。しかし、豪華な俳優陣。それに伴う素晴らしい演技やアクション。それらについては間違いなく一見の価値ありです。

ただ一つ。『勧善懲悪』的なストーリーを希望している方は、しっかりと事前情報を集めて行くことをお勧めします。なぜかと言えば、味方にも敵方にも、しっかりとした思想や信念が有り,ただ単純に『平民を守る正義の武士と何も省みる事のない暴君』という関係ではなく。それぞれがそれぞれに、確たる『武士とは何たる物か』という考えを持って行動しているので、クライマックスで明確に『あー、すっきりした』という終わり方では無いかもしれません。
まぁ、敵方にもバックグラウンドが有る時代劇は、往々にしてその様になりがちなので、小難しい事を考えずに鑑賞したいのならば『必殺仕事人』でも見た方が無難でしょう。

これらの観点から総評として
・ストーリー自体は単純で頭を悩ませる事は無い。大河ドラマの様な複雑な人間関係を見るのが苦手な人でも安心して鑑賞できるでしょう。
・基本的には硬派で、浮いた感じはあまりしない作品。女性視点を意識してのやんわりとした映画をお望みなら、少し考えてからにしましょう。
・人間ドラマは作り込まれて居て、非常に見応えが有った。中にはちゃんとしたギャグ要因も居たので、まったく息抜きが無い訳でもない。ストーリー目当ての人は満足できる出来でしょう。

こんな感じです。私としては、敵の大将役である稲垣吾朗さんの、迫真の演技に一番驚きました。まさか涼やかな顔と声が、あそこまで『暴君領主』の役柄に嵌るとは思って居なかったので・・・・もはやアイドルとしての顔は伺う事は出来なかったほどです。冒頭で表情一つ変えずに人の首をグリグリと切り落とすシーンには怖気すら感じる程。
なかなかスポットの当たらない観点かもしれませんが、そういった細かい部分にも注目してみてはいかがでしょうか?
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